こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane
あなたの周りにたくさん食べさせようとする人はいませんか?
冷えとりをがちがちにやっていたときには、食べ過ぎは体を冷やすと思っていたので、本当にたくさん食べさせる人がいやでたまりませんでした。
冷えとり家族の中にたくさん食べさせることが大好きな人がいると、どのような摩擦が起きるのでしょうか。
私たちは、小さい頃から「たくさん食べろ」といわれてきています。冷えとりではたくさん食べることは奨励されていません。必要な分だけ食べればいいのです。
冷えとりを始めると、食べ過ぎはよくないことだと思うようになり、食べるのを控えるようになります。すると、食べさせるのが大好きな家族と摩擦が起きるようになります。
そんなとき、どうしたらいいのでしょうか?
今日はたくさん食べさせたい夫vs少食を奨励する冷えとり妻が、子供の食育をめぐってバトルしたお話をいたします。
たくさん子供に食べさせたい夫
夫はおいしいものを食べるのが大好き。
常においしく、たくさん食べることが一番と思ってきました。
ストレスがあると、おいしいものを食べて発散もしていました。
冷えとりをやっていない頃は、よく飲んだものですし、肉も食べきれないほど食べていました。
そのような食生活を送っていたせいか、お腹が出るくらい太ってしまいましたし、体を壊して、痛風になったり、血糖値があがることも多かったのです。
それでも、薬をのめばいいとたくさん食べることをやめませんでした。
私がいちばんいやだったのは、あと30分でごはんの時間なのに、お腹が減ってがまんできないとパンやバナナなどを食べてしまうことでした。
そのくせ、あとで必ず食べ過ぎて気持ちが悪いと文句をたくさんいうのです。
これには本当に腹が立ちました。
冷えとりでは少食を推奨する
少食が良い理由
冷えとりでは腹六分を奨励しています。
腹八分でもまだ多いくらいです。
実際、冷えとり提唱者の進藤義晴先生はその著書の中でも、玄米を人差し指くらいに握ったものとお味噌汁くらいしか食べないそうです。
少食は欲をなくす
なぜ、少食がいいのでしょうか?
食べ過ぎると、消化するために血液が胃に集まります。そのために、他の内臓に血液がめぐらなくなり、体が冷え、免疫力がさがるという現象が起こります。
続いて、内臓が疲れて働けなくなります。内臓がうまく働けないと、病気にもなりやすくなりますよね。
この二つの理由はもちろんですが、進藤先生が冷えとりは世直しと言われているのは、季節ではない食べ物をビニルハウスで栽培するために石油などの原料を消費することや、食べ物が足りていない国もあるのにもかかわらず、飽食で食べ物を廃棄しているということをやめるべきだという考えがあるからなのです。
冷えとりをしていると、少食でも大丈夫になり、思考も変わるからなのです。
私はこの考えにとても感銘を受けて、夫の食べ物に対する考えを全否定しました。
すると、バトルが起こるようになったのです。
特に子供の食育をめぐって....
子供の食育をめぐり、たくさん食べさせたい夫VS少食を推奨する妻
少食は子供の不調を改善した
うちの子供は食べることが大好きでした。ところが食べ物アレルギーがあり、アレルギーが発覚した幼少期には、顔一面アトピーでいっぱいだし、腕もかきむしり血まみれ、そして秋から冬にかけていつも喘息の発作で悩まされてきました。
アトピーをきっかけに冷えとりを知った私は、食べすぎが良くないのではないかと思い、食べる量を減らしたいと思いました。
うちの子供は保育園時代から、保育園では必ずおかわりをするし、家でMサイズのピザはペロリと一枚食べたりなど大食漢だったからです。
この予感は見事に的中し、食べさせすぎないようにしてからというもの、喘息の発作は起こらなくなり、アトピーも顔にはでなくなってきたのです。
やっぱり食べ過ぎはよくなかったんだ!
私はそう確信しました。
食べられないのはかわいそうと思い込む夫
それなのに、夫は食べるところをみるとうれしいので、たくさん食べさせようとするのです。
すると、喘息の発作がでたり、アトピーが悪化するので、本当にいやでした。
夫は私が油断するとすぐ子供に食べさせてしまうのです。
食べさせないでと怒ると、食べられないのはかわいそうだと真顔で言ったものです。
食べないことと不調とどちらがかわいそうなのか
このような悩みをかかけている冷えとりガールズのみなさんも多く、冷えとりで少食がいいと聞いたから実行しているのに、家族に食べないと怒られるという方もいました。
- たくさん食べないことがかわいそうなのか
- 病気でいることがかわいそうなのか
を考えればどちらがいいのか一目瞭然という答えを聞き、私も腑に落ちました。
子供の食育を巡って、本当によく夫と言い争ったものです。
この争いはなかなか決着がつかず、最終的には夫がいる土日は夫が料理するたくさんの食べ物が並んだ食卓に、私と子供の二人の食卓では粗食にするようにしました。
すると....
土日の明けの月曜日に必ず子供が体調を崩すことがわかりました。
土日はたくさん食べちゃうんですよね。だから体調を壊していたんです。
私たち二人の子供の食育をめぐるバトルはけっこう長時間続き、夫が冷えとり5年目を迎えてようやく少食の良さを理解してくれるようになりました。
このように家族に冷えとりの理解者がいないと、けんかになるし、今まで信じてきた常識(食べることがいいことだ)からなかなか抜け出せなくて時間がかかることもあります。
夫が冷えとり5年目の頃は、子供の食育のことでずいぶんバトルを繰り返したものですが、家族全員がいろいろな経験をした結果、やはり食べ過ぎはよくないという結論に至っています。
冷えとり10年を越えたころには、あんなに医者と縁が切れなかった私たち家族も病院に行かなくなりました。気がつくといろいろな病気がなくなっています。
*食べ過ぎについてはこちらの記事もぜひご覧くださいませ。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
考え方はなかなか変わりません。けんかは消耗します。けんかするくらいなら、自分だけで実行するのがベストです。長い時間かかりますが、冷えとりをやっていればいつか必ずわかる日がきます。
たくさん食べることがはいいということはありません。たくさん食べなくても、うちの子供は大きく成長しました。(現在中3で身長160cmの中肉中背)
ぜひこの書籍をご覧ください。
私もとても参考にしている書籍です。手元に置いて読み直すと、気づきがありますよ。
家族の中で起こった冷えとりのバトルについて書いた本です。