こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜です。
いつもたくさんのブログの中より、ご訪問いただきありがとうございます。
今回は、2017年の土用の毒だしについてお届けいたします。
7/19-8/6までが土用の毒出し期間でした。
土用の毒出しといえば、消化器の毒だし。
春は肝臓、夏は心臓、秋は肺、冬は腎臓の毒だしがあります。
季節の変わり目に土用がありますが、これは季節の入れ替わりの期間で、このときには消化器の毒がでます。
(季節の入れ替わりというのは、8月6日を過ぎると、暦の上では秋になります。体感的には晩夏という感じですが・・・)
それぞれの臓器の毒出しが一年に一度あるのですが、それにくらべて、消化器の毒だしは、なんと1年に4回もあるのです。
どれほど現代生活では食べ過ぎているのでしょうか?!
そういう意味でも、土用の毒出しの時は、食べ過ぎを控えなければならないのですが、なぜかそのときに限って、食べてしまいませんか?
それも、あえて、悪いものを体に入れることで、奥から毒を出そうとする働きなのです。
たとえば、腐ったものを食べる。
↓
気持ち悪くなって吐いて毒を出す。(消化前の毒をだしています)
↓
お腹をくだして、下痢する。(消化されない毒をだします)
このように、土用の期間には、消化器にかかわるところが悪くなり、毒を出すことになるのです。
また、これ以上の毒をとりいれないようにさせるために、
◯けがをする
◯鼻、のど、目が痛くなる
という症状も現れます。
けがをすれば、歩けないので食べ物をとりにいけませんよね。
のどが痛ければ、食べ物を飲み込むのもいやになります。
また、目が見えなくなると食べ物を得にくくなります。
そういう意味でも、消化器そのものの毒と上記の症状も土用の毒出し期間にはよく現れるのです。
それでは、風家の土用の毒だしを例にみていきましょう。
どうそおつきあいくださいませ。
冷えとり土用の毒だし1週目(7月19日から23日まで)
まずは簡単に風家の人物のご紹介をいたします。
*冷えとり歴は2017年当時のものです。
私、風茜(冷えとり10年生)は、大腸に不調。
(*詳しくは、「冷えとり 大腸の毒だしと歯の関係」をご覧下さいませ)
夫、風宏(冷えとり8年生)は、腎臓関係に不調。
(*詳しくは、「冷えとり 男のめんげん 夫の場合3〜痛風〜」をご覧下さいませ。)
子供、風音(冷えとり9年生)は、アトピー。
(*詳しくは、「冷えとり 子供のアトピー シリーズ」をご覧下さいませ。)
家族で冷えとりをしておりますが、それぞれの症状を持つ、食生活も考え方も、年齢も、性別も違う3人が土用の毒だしをどのように過ごしたのかをお伝えしていきたいと思います。
まずこの週は、子供から体調がおかしくなりました。
学校で、防災訓練のひとつとして、着衣泳というものがあり、服をきたままプールに入るのですが、このとき思うように体が動かなくて、耳に水が入り、翌日から猛烈な鼻水が出始めました。
着衣泳から毎日ものすごい鼻水の量。
かんでもかんでも、透明な鼻水がでてきます。
やがて鼻のかみす過ぎのために、耳が痛くなり、ついに耳鼻科へ。
熱も微熱が出始めました。
塾の夏期講習もひかえていたので、外耳炎になったら大変と今回ばかりは医者に連れていきました。
先生から、
「相当ひどい状態。よく熱がでなかったね」と感心されました。
この週は、思い起こせば食べ過ぎていました。
まず、この夏はきんきんに冷やした麦茶を飲むようになりました。
(冷たい飲み物は体を冷やします)
同時に、アイスやゼリーを毎日食べるようになりました。
受験でバレエをやめたのに、食べる量が増えたのですから、明らかに食べ過ぎだと思います。
そういったこともあり、土用の消化器の毒出しとして鼻水という毒となってでてきたのかもしれません。
子供の場合、大人とちがうのは、体調が悪いと「食べたくない」と無理をして食べないところです。
体調が悪い時は早めに就寝し、長く睡眠をとり、半身浴を1時間くらいするようになって、だんだん回復していきました。
いつもなら、長い時間をかけて治していきますが、今回の不調は、塾の夏期講習が控えていたので、医師から処方された抗生物質を飲んでしまいました。(いつもは薬なしでだいたい1週間くらいかけて完治します)
そして、その子供に2日遅れて、夫が喉が痛いと言い出し、
「子供の風邪がうつった」と大騒ぎし、すぐに医者にかかりました。
ところが、お医者様は夫にはまったく薬を処方してくれず、夫は「こんなに痛いのに薬をくれない」と文句を言っていました。
自分で喉の奥を鏡でみると、かなり腫れているとのこと。
やはり、夫も消化器の毒だしだと思います。
また、とにかく甘いものを食べまくっていたからです。
朝に水羊羹、昼にゼリー、夜にデザート。
食べていないといつものごとく、言っていましたが、そういう人に限って食べているんです。
夫の言う食べていないというのは、カロリー的なことで、食べ物を口に入れればカロリーが低くても食べていることと同じなんです。
のどを痛くして、これ以上毒を取り入れられないようにしているのだと思いました。
そして、私。
私の場合は、なぜか右足だけを虫にさされてかゆくて仕方がありませんでした。
冷えとりをしていると、虫に刺されなくなるのですが、それがまた刺されるようになっているというのはおそらく食べ過ぎているのでしょう。
かいて、毒だししようとかきこわしました。
それから猛烈に靴下のかかとが破けました。
かかとは、泌尿器系や婦人科系の毒だしです。
破けたなと思ったら、生理がきました。
かかとは腎臓や生殖器の毒がでるところです。
↓ ↓ ↓
冷えとり土用の毒だし2週目(7月24日から30日まで)
子供は今週から塾の夏期講習が始まります。となると、冷房の部屋で1日を過ごすことになります。
そのために、抗生物質を飲みました。
すぐに、喉の痛みなくなり、鼻水もでなくなりました。
それから、自分から食べ過ぎをやめ、お菓子もやめました。
その成果があって、熱もたいして出ないで、回復しました。
子供は、「薬ってすごい!」と感心していましたが、私が「薬は症状をおさえているだけだからね」と釘をさしておきました。
本当は、冷えとりで時間をかけて治したかったのですが、夏期講習に参加しなくてはならないので、今回だけは薬に頼りました。
この週は、子供の誕生日もあって、ケーキを食べました。
土用の毒出しのときには、体調が悪くなっても食べる機会があるというのも特徴です。
これは、あえて少しの毒を取り入れることによって、解毒しようという働きもあるのです。
さてさて、夫は、薬を飲まずに回復。
この土用の毒出しの期間は、外で太陽の光に浴びる機会と地方出張などがあり、体力消耗で、食欲減退したおかげで、風邪は回復に向かいました。
ただ、ストレスがたまったので、朝に昼に甘いものを食べてしまっていました。
甘いものを食べると、嫌〜な感じの咳をしていました。
私は、珍しく謎の頭痛。左から右へ、右から左へと痛みが移動しました。
吐き気をともなう頭痛に悩まされ、2〜3日ずっと不快に過ごしました。
やる気が起きない。
晩酌にワインを一杯飲むと必ず下痢。
下痢して身体中の便を出し切っているのに、翌日もきちんと排便する。
どぶのようなにおいの便。
頭痛は肝臓の毒が脳に行っている状態です。だからお酒を飲むと、下痢をすぐにしたのでしょう。
この週は、土用の毒出し期間の前の週と同様に、靴下もかかとがよく破けました。
冷えとり土用の毒だし3週目(7月31日から8月6日まで)
この週は、アトピーの子供の肌が劇的に悪化しました。
誕生日のごちそうに続き、テレビで見たたいめいけんの茂出木さんのつくるオムライスを食べたいと言って、食べに行ったからです。
ごちそうに続いて、卵とバターたっぷりのオムライス。
おまけにその日はとても暑かったので、アイスをパパと食べていました。
すると、この週は腕とほお、おでこにアトピーの赤みがでてしまい、見た目はとてもかわいそうな人になってしまいました。
週の後半になると、少し皮膚がかさかさになってきたので、これがむけるときれいな肌になると思うのですが、
土用の毒だし、おそるべし!!!
やはり、食べ過ぎでしまうようにできているのですね。
夫は、夏休み前で仕事が猛烈に忙しく、あまり食べるひまもなかったそうで、風邪の症状は落ち着いてきました。
私は、食欲がおちて、あまり食べなかったので、2人のように風邪もひきませんでした。
冷えとりはやっただけのことが現れるのですね!!!
次の土用の毒だしは、10月20日から11月6日(2017年)です。
今度は自分の誕生日のある期間です。
私がいちばん食べ過ぎになる危険がありそうなので、用心したいと思います。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
冷えとり豆知識
- 土用の丑の日にはうなぎというのは、食欲が落ちる夏に売り上げが落ちて困ったうなぎやさんの商法です。
江戸時代には栄養が足りなかったので、スタミナという点では、適していたのかもしれませんが、食べ過ぎの傾向のある現代では、とくにこだわらなくてもいいかと思います。
行事に参加する意味では、「う」のつくものをお召し上がりになりことをオススメします。 - 冷えがとれてきますと、甘いものやコーヒーなどの刺激物が欲しくなくなってきます。
これは、あんなに朝のおめざとかいって、甘いものを食べたり、ストレスがたまる〜!!!とコーヒーをがぶ飲みしていた風宏で実証済みです。
どんなにできなかった人も必ずこうなります。
(風宏は冷えとり歴7年でそうなりました)
風家族の冷えとり物語はぜひこちらをご覧くださいませ。