こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
いつもたくさんのブログの中よりご訪問いただき、誠にありがとうございます。
体は、内臓どおしでいろいろな助け合いをしながら、生きていけるように調整をとっているのです。
たとえば、肺が悪くなると息が吸えなくなり、死に至りますから、その毒を大腸や皮膚という排出器官に引き受けてもらうなど...
なんだか仕事に似ています。具合が悪くて仕事を休んだ人の分を健康な人が引き受ける野と同じです。
そして、肺が悪い人はメソメソと悲しい気持ちになりがちなのをご存知ですか?
今日の記事は、メソメソは肺を悪くするということについて考えてみます。
冷えとりではメソメソは肺を悪くする
冷えとり9年目の頃、仕事が変わり、環境の変化に馴染めず、なぜか午前3時台に目が醒めることが多かったのですが、3−5時までは肺の時間帯です。
この時間帯にはそれぞれの臓器の毒が現れやすいものです。
肺の時間の場合ですと、咳が止まらなくなるなど・・・。
私の場合は、以前はよく午前5ー7時に目が覚めたものです。
この午前5−7時という時間帯は大腸の時間帯なのですが、恥ずかしながら、自分のおならで目がさめるという感じでした。
このことを冷えとりおはなし会で相談したところ、目が覚めてしまうようであれば、半身浴を行うと良いとアドバイスされました。
朝風呂???
風邪をひかないかしら?
そう思いましたが、何事も実験で、トライしてみたところ、冷えが取れておならで目が醒めることはなくなりました。(その後、細い臭い便へ移行しました。詳しくは過去のブログ「冷えとり 大腸の毒出し」をご覧いただければ幸いです。)
大腸が冷えていたのですね・・・
冷えてるとその時間帯に目が醒めることをその時に知りました。
冷えは、外的なものだけではなく、内的なものもあります。
外的な冷えには、湯たんぽを増やしたり、靴下の枚数を重ねたり、半身浴を強化すれば良いのですが、内的なものは心の毒ですから、消化して対処するのはなかなか難しいかもしれません。
(*心の毒につきましては、「冷えとり 心の毒」シリーズをご覧いただければ幸いです。)
そして最近、冷えとり靴下の841さんのブログで『妊娠・出産&子育て お母さんのための冷えとり術」(進藤義晴・進藤幸恵著)の本が紹介されていましたが、そこで内臓の特徴となる心の毒の傾向を知りました。
子育てに特化している本なのですが、そうでない人もとても参考になる本だというのは私もうなづけました。関連記事はこちらをどうぞ。
私の現在問題となっている肺は、心の毒的には強欲、メソメソ、悲観的とありました。
メソメソ???
確かにここ何日かメソメソすることがあったかもしれない。
メソメソすると、肺も悪くなると言うことを知りました。
これを解決しないと、またあのひどい咳喘息の発作に襲われると思った瞬間本当に恐ろしく感じました。(それほど、咳喘息の発作は苦しく辛いものでした。)
冷えとりでは五臓の関係が下記の図のようにあります。
先ほどの著書(「妊娠・出産&子育て お母さんのための冷えとり術」(進藤義晴・進藤幸恵著)よれば、
冷えとりは東洋医学の「陰陽五行説」を基盤の一つにしてます。
とあり、それぞれの臓器や腑が木火土金水に割り当てられています。
私は大腸が悪いのですが、上の図で見ると、腎臓、膀胱は「水」であり、ここが悪いと、その毒を肺の親に当たる隣の肺、大腸(「金」)に肩代わりしてもらうこともあるので、大腸が悪いとそこが悪いように思えますが、本当の原因は腎臓や膀胱にあることにもなります。
(ですから、腎臓の表す、恐怖、不安感、スタミナ不足などの心の毒も取り除く必要があるのです。)
陰陽五行は風水でもよく取り上げられたことがありますので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
風水でも、方角によってその場所は「金」などと言われたり、季節や色なども表していたりしますよね。(「金」の場所に当たるところに、「火」の気のあるものを置くのは良くないというようなことを聞いたことがありませんか?)
昔の人は陰陽五行の考え方に当てはめて、考えていたことも多かったと思います。
体は、内臓どおしでいろいろな助け合いをしながら、生きていけるように調整をとっているのです。
なぜならば、臓器は失われると死に値しますので、死なないために他に毒を肩代わりしてもらい、生きていけるように調整しているのです。(腎臓だけは二つありますので、たとえ一つ失われても生きていけます)
互いに毒を行き来させることで、バランスを取っているということができるということはミラクルなことです。
私の大腸の悪いこと(強欲、メソメソ、悲観的)は、腎臓のくくりの恐怖、不安感、スタミナ不足ともなんだかとても似ています。
この共通の心の毒(強欲、メソメソ、悲観的、恐怖、不安感、スタミナ不足)を改めていかない限り、大腸が肺の毒を引き受けて、不調になるのかと思います。
ではどうしたら良いのでしょうか?
自分本位から他人本位へ
「治すな、直せ」
これは進藤先生の著書に書かれている言葉なのですが、全くその通りだと思いながらも、私がなかなか実現できない難しい言葉です。
「治すな」というのは、病院に行って病気を治すなという意味です。
そして「直せ」は、今までの生活習慣や生き方や考え方を直せということです。
体に不調が起こるのは、間違った生き方をしているからであり、それを改めない限りは、手術してもすぐにまた症状は再発するのです。
欲に駆られた生き方は、自分本位の生き方ですよね?
例えばもし、お腹も減っていないのに食べたい欲で食べようという自分本位の欲がまさっていれば、食べ過ぎて消化器がおかしくなります。
でも、少食にして控えれば、食べ物が足りていないところの分を、分配することもできるはずです。(小さな歩みかもしれませんが、少しづつでもみんながやれば、食糧難が解消されていくのではないかと思います)
怒っている時、自分の思い通りにならないからヒステリーを起こしていないか?(もしかして、自分が怒ることで誰かに恐怖を与え、圧迫しているかもしれません)
常に自分本位ではないか?
考える必要はあります。
夜中に目が醒めるときに、その時間帯の臓器の心の毒などを知ると、今自分は強欲になっているから気をつけなければと反省できますから、悪いことではないような気がします。
本当に難しいですが、私も改めて行きたいと願っています。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
冷えとり豆知識
- なかなか眠れないというのは、内臓の時間によれば、胆のう、肝臓が悪いからです。
肝臓が悪い人は怒りっぽい人が多いです。
もし眠れない日が続くのであれば、怒ってばかりいなかったか?
肝臓を酷使していなかったか?
反省する必要があります。 - 自分本位という考え方は、「天に唾を吐くと自分に戻ってくる」「道に外れる」などを心に留めて置くと良いと思います。
自分本位とは感情的になることでもありますので、冷静にいることも大切です。自分本位ではなく、自分軸を持った人になりたいものです。