こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
いつもたくさんのブログの中より、ご訪問いただきありがとうございます。
子供のアトピーの症状は治まったかのように見えましたが、まだまだ抗アレルギー剤とステロイドと縁が切れずにいました。
なぜか?
それは、薬を使用すると症状が治まるからです。
それは治ったのではなく、毒を出せなくしているのに気づいていませんでした・・・・
(*前回までのお話は、
4脱ステロイドへの道①」をご覧くださいませ。)
冷えとりおはなし会に参加するにつれて、私は冷えとりの知識をより正しいものにすることができました。
そして、シルクパウダーというものを知り、脱ステロイドをやってみようと決意するに至りました。
ところが・・・
やってみると、脱ステロイドの問題は山積みでした。
今日の記事は、脱ステロイドひと月目のレポです。
アトピーにシルクパウダーを使用すると悪化!
冷えとりおはなし会で私はシルクパウダーというものを初めて知りました。
(*この時のおはなしにつきましては、冷えとりおはなし会のブログをご覧くださいませ。五回ほどあります。詳細は、冷えとりおはなし会@繭結まとめ1をご覧くださいませ。)
シルクは、身にまとってよし、飲んでもよし、塗ってもよしということで、アトピーにも良いと聞きました。
ちょうど子供の冷えとり歴も9年になっていました。(
2018年時で現在は11年になっています。)靴下は6枚重ねばき、半身浴はだいたい40分くらいはできるようになっておりました。
昨年の段階では、子供は、まだ抗アレルギー剤を飲み、たまに症状が悪化するとステロイドを使用していました。
でも、子供から、ステロイドを塗ると痒みはおさまるのだけれど、どこがかゆいかわからないような痒みが体の奥にあると言われ、なるほどと思いました。
なぜならば、薬は、出てくる毒を抑えて、症状を出さないようにしているというのを冷えとりの本で読み、子供の言っていることがよく理解できたからです。
やはり、薬では完全に治せないのだ・・・
この時そう理解できました。
そして、子供とよく話し合い、薬をやめて、アトピーを直していくということに決めました。
子供は、今までは、痒い時にかくと皮膚をかき壊すからかいてはいけないと言われていたのに、これからは、痒い時はどんどんかいていいというようになったので大喜びしていました。
(しかし、これが、のちに家と外で大いに違い、子供を煩わせることになりました。子供がぽりぽりとかいていると、お友達がかいてはダメと言ってくるのです。
子供がお友達に冷えとりをやっているからいいんだよと言っても、理解してくれるわけでもなく、「かくな、かくなってうるさい」と怒っていました。
お友達は、子供が皮膚をかいて血まみれになっているので、心配してそう言ってくれているのでしょう。
子供に冷えとりという概念は浸透していませんから、ね。)
冷えとりおはなし会で、シルクパウダーをアトピーの肌に塗ると、保湿剤を塗ったようにしっとりとすると聞き、その効果にとても期待しました。
ところが・・・
シルクパウダーを塗り始めた途端、何もなかった肌に小さな湿疹ができ始めることとなったのです・・・・
シルクパウダーを塗るとしっとりして、肌も美しくなると聞いていたのに!
おかしいなと思いました。
冷えとりおはなし会では、アトピーの方が利用する以外にも、シルクパウダーを白粉に混ぜて使っている方もいらして、非常に肌が潤っていいと聞いていたのです。
それなのに・・・
脱ステロイド1週目
今までできなかった部分(お腹周り)に小さな赤い発疹が出始めました。
シルクパウダー、本当にいいのかなと疑りながら、子供の肌に、はたいていました。
脱ステロイド2週目
最初はお腹の周りにできていた小さい発疹が、やがて身体中に広がりました。
脱ステロイド3週目
脇の下、腕の内側、ほおにもでき始めました。(今まで全くでなかったところです。)
さすがに顔にで始めた時は、動揺しました。
逆に今まで出ていた部分のお尻、股の部分は湿疹がなくなりました。
股はそれまでは非常に痒かったようで、搔きむしり、皮膚をえぐる傷をよく作っていましたが、シルクパウダーをはたくことで傷は悪化しませんでした。(それまでは抗菌作用のある塗り薬を塗っていました)
この時点では、私としては、シルクパウダーが本当に効いているのか、あるいは悪化させているのかがわからなかったです。
脱ステロイド4週目
なんだかシルクパウダーを塗ると、どんどん湿疹が出てきて、悪化しているように思えてなりませんでした。
しっとりするという話でしたが、どんどん肌はカサカサになってきます。
それでもシルクパウダーの量が少ないのかと思い、朝晩パタパタとはたいていました。
しかし・・・
肌はカサカサになっていく一方です。
たまりかねて、この週よりカサカサしている部分にボディクリームを塗りこみました。
すると幾分か良くなりました。
それでも、バレエに行って、化繊のレオタードや先生に怒られてストレスがたまるとカーミングシグナル(かいて気持ちを落ち着ける)ので、ますます悪化していきました。
この時悪化したのは、首から股までの胸部と腹部でした。
ボディクリームを塗っても、どんどんカサカサは悪化していくので、本当に途方に暮れて、持っていたステロイドを塗ってしまったり、抗アレルギー剤を飲ませてしましました。
抗アレルギー剤を飲ませないと、眠っている時もガリガリとかいているので、医者の知人に言われたことを思い出し、夜だけ薬を飲ますことにもしたのです。(しかし、手持ちの薬は2週間くらいでなくなりました)
医者の友人が言うには、成長期に痒くて眠れないと脳の発達が遅れるから、発達障害になるといけないので抗アレルギー剤を飲ませた方がいいということでした。
この四週目の時は本当に私も気持ちがグラグラしていました。
あんなに子供と話し合って、薬をやめると言ったのに、また使ってしまいました。
すると、また子供がどこがかゆいんだかわからないけど体の奥がかゆいと言い出しました。
そうなると、母親の私は本当にどうしたらいいのかわからなくなってしまっていました。
パウダーをはたくたびに、「ああ、ひどいね〜」「また、悪くなっちゃったね〜」と言ってしまっていました。(これは後から知りましたが、子供の気持ちを不安にさせるので、言ってはならないNGワードです。)
たまりかねて、繭結さんに電話をかけて、シルクパウダーとアトピーのことについて聞いていました。
茜「先日、冷えとりおはなし会でアトピーにシルクパウダーが潤いもあって良いと聞いたので、子供に使用しているのですが、どんどん小さな発疹が出てきて、ひどくなるんです。これはめんげんと考えていいのでしょうか?」
繭結「そうですね。薬で抑えていたものが出るかもしれません。医者ではないのではっきりとは断言できないのですが、スタッフの子供もシルクパウダーを使用したことがあるものがおりますから、話を聞いてみますか?」
茜「めんげんとわかればいいんですが・・・・。これがどれくらい続くのかなど、もし他のアトピーの方の事例があれば知りたいんです。そうすれば安心ですから」
繭結「人によってめんげんは違いますからね。でもだいたい3ヶ月くらいはひどい状況が続いたとそのスタッフも言っていました。そして、そのひどく悪化した時にお母さんが明るく振る舞うことが大切なんですよ。ひどいねとか、悪くなっちゃたねとか言ってしまうと、子供が不安になりますから。よくなる、よくなると言いながら手当てするのが大切です。」
茜「私、平気でひどいとか、言っていたかもしれません。」
繭結「あと、お子さんが見た目が嫌で気になるのでしたら、ステロイドを使うこともいいと思います。心の毒の方がいけないですから。」
繭結(アトピーの子供を持つスタッフに電話を変わりました)「うちでは、子供からステロイドを使いたいと言ってきたので、ステロイドと併用してシルクパウダーを使いました。年頃でしたし、お友達の目が気になったようですね」
茜「うちの子供は、ステロイドを使うとかゆみがどこからくるのかわからないから使いたくないとは言っているんです・・・・」
繭結「素晴らしいことではないじゃないですか!だったら、このまま本人の希望通りにして、あとはお母さんが強い気持ちで・・・」
茜「はい」
繭結「もしまた悪化したら、いつでもご連絡ください。ご心配なことがありましたら、こちらから柳沢さんにも連絡して聞いてみますから」
茜「その時はどうぞ宜しくお願い致します」
繭結さんに話したことで少し私の気持ちは軽くなりました。
こういう時に、一人で抱え込まないで話を聞いてもらうというのも大事だなとつくづく思いました。
冷えとりのお店に人がなんということもなく、寄っておしゃべりしているのはこういうことなのかとこの時理解できました。
こうして、肌は悪化したまま、子供の2015年は幕を閉じることとなりました。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
冷えとり豆知識
- シルクパウダーは冷えとりのグッズを扱うお店でお取り扱いがあります。購入の際に気をつけなければならないのは、シルク100パーセントのものを選ぶことです。
最近では、混ぜ物のシルクパウダーも出回っているそうなので、お気をつけくださいね。私は繭結さんで購入しています。(サイトには載っていないのですが、問い合わせるとあります。数が少ないので品切れの時もあるようです。) - シルクパウダーは飲んでもいいです。
味噌汁に入れて飲む方もいますが、水に溶かして飲んでいます。
量はだいたいコーヒースプーン1杯くらい。便が固くなったら、量が多すぎるということになります。
私はシルクパウダーを飲むようになり、猛烈に臭い便が出るようになりました。