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子供がアトピーになった!闘うアトピー6親の決意が全て

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冷えとり健康法を始めてからも、私たち夫婦は意見が食い違い、けんかすることがたくさんありました。

薬を使わせたくない(ひどい症状を乗り越えて自然治癒力で治す)

VS 

薬を使い、治す(ひどい症状を薬で抑えて化学療法治療する)

という考え方の違いからでした。

この記事は、冷えとり健康法を家族に理解されずにお悩みの方について書いたものです。

すべての鍵は、親が方針を貫くこと

究極的には冷えとり健康法をやっていれば、医者や薬もいらず、インフルエンザなどの高熱でも半身浴のみで完治させることができる。

と、いう説も、冷えとり健康法にはあります。

奥さんは試したがるのですが、私はどうしても信じられず、すぐに医者に連れていきます。

予防接種をして薬を飲ませて、結果、

病気を外に出すのではなく、体内で抑えるということで回復を目指したがために、また、病気を引き起こす。

冷えとり健康法”的”には、そういう理論になるのですが、わたしは、そういうことを繰り返していました。

インフルエンザは半身浴だけで完治させることができる。

仮にそれが事実だとしても、だからといって、予防接種もしない。それどころか、インフルエンザに感染しても病院に連れていかない。我が子をそんな実験に使うようなことはできません。

奥さんは、インフルエンザに感染しても連れていかない。とまでは、言わないまでも、予防接種には反対でした。わたしは、予防接種はやはり受けさせるべきだと思っていました。

そして予防接種の季節が近づくたびに、わたしたちは大げんかを繰り広げました。

なぜ、そこまで意見が分かれるのか?

インフルエンザのワクチンには、卵の白身成分と同じタンパク質が含まれています。

音ちゃんはかつて、アレルギー数値が振りきれるほどの卵のアレルギーでした。初めて、予防接種を行った時、アナフィラキシーの症状を引き起こしたのです。その晩、40度を超える高熱を出し、引き付けを起こしました。

翌年、奥さんは大反対をしたのですが、内科の先生が、

幼児がインフルエンザに感染するとインフルエンザ脳症を引き起こす可能性があるので、その方がリスクが大きい」

と、いうので、2回の接種のうち、1回だけにして様子を見るということになりました。アナフィラキシーは出ませんでしたが、その晩から咳が止まらなくなりました。

「でも、インフルエンザにかかることの方が怖い」

と、いうわたしの意見を押し通して、毎年、1回だけワクチン接種していました。

しかし、冷えとりをするようになると、ワクチン1回でもその晩から音ちゃんは高熱を出すようになりました。そして、わたしも、ワクチンを受けた翌日から高熱を出すようになったのです。それが、2年連続で続きました。

「ワクチンといっても、少量のウィルスを体に入れているんだから、体が慌てて毒出しをしようとして、そのような状況になるんだよ」

ちなみに奥さんは、6年間、一度もインフルエンザ予防接種をしていません。でも、一度だけインフルエンザA型にかかりましたが。

わたしと音ちゃんも去年、初めて予防接種をしませんでした。

結果、音ちゃんはすぐにインフルエンザA型に感染しました。タミフルを飲んだら、一発で治りました。わたしは大丈夫でした。ちなみに、わたしは、生まれて一度もインフルエンザに感染したことがないんです。

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薬を使わせたくない(ひどい症状を乗り越えて自然治癒力で治す)

VS

薬を使い、治す(ひどい症状を薬で抑えて化学療法治療する)

 

わたしは、もしなにかあったときに医者に”行かなかったせいで”、という後悔がいやでしたし、病気名や原因をすぐに知りたいので、どうしても予防にばかり力をいれていました。

奥さんは、西洋医学に頼りきりになるのではなく、自然治癒力を高める治療法を貫く。その考え方にブレはまったくありません。

わたしも、冷えとり健康法には賛成ですが、奥さんの意見を全て受け入れることはできません。

アトピーとの本当の闘いは、

 親の方針を明確にして、貫くことだったのです。

 

音ちゃんに靴下を重ねばきさせることは奥さんも強制していません。

「そういうことが原因でいじめられたらいけない」

と、履きたくなければ履かなくてもいいと、好きにさせています。

しかしながら、音ちゃんは4枚履きをしています。タイツも履いています。真夏でも脱ぎません。

疑問に思ったお友達が聞いてきたら、

「これでアトピーが治ったんだ」

そう答えると、だいたいのお友達は納得して、それ以上は聞いてこないそうです。

ですが、まだ冷えとりは理解されていないことも多く、小学校では、

「そんなに靴下をたくさんはいているから足が遅いんだ」

と、先生に言われたこともあったそうです。

音ちゃんはそういうことを言われても脱ぎません。それどころか、

「先生は靴下一枚だけで寒くないのかな。あれ、絶対に体によくないと思うんだよ。一度やってみればいいのに。やってみたらわかるはずなんだけどな〜」

と、不思議そうです。また、「足が遅い」と、言われたことがよほど悔しかったらしく、靴下をたくさん履いていても早く走れることを証明したいと毎日校庭で走る練習をしたそうです。

そして、リレーの選手に選ばれました。

「音ちゃんは、そんなダサい格好をして恥ずかしくないの?」

わたしが、わざとイジワルにそう聞いても、

「だって、たくさん履いているほうが温かくて気持ちいいんだもん」

喘息やアトピーの苦しさを味わいたくないという気持ちではなく、ただ単純に靴下をたくさんはいて体を温めると気持ちがいいから靴下を履いているのです。

 素直な子どものほうが効力は大きいようです。

IMG_3915冷えとりを始めた頃

 

では、肝心の音ちゃんのアトピー保育園時代

治療法の現状から、申し上げます。

冷えとりは続行してます。現在も靴下は4枚。絹のタイツ1枚です。夏も同じです。

 塗薬はプロトピックを使用しています。非ステロイドです。ひどくなったときのためにステロイドのキンダベートは常備しています。

乳酸菌は1日1本飲んでいます。

レメディはやめました。

吸入器は一切使っていません。

飲み薬は、エピナスチンを飲んでいます。アレルギー性疾患の症状を誘発する ヒスタミンのはたらきを抑える薬です。これも、症状がひどくなったときに飲んでいます。

 

小学生になった現在の症状について

アレルギーの数値ですが、まず、食物アレルギーに関しては、すべての数値がゼロになりました。つまり、なにを 食べても大丈夫というお墨付きを皮膚科の先生からいただきました。それが、今年の2月のことです。なにを食べても大丈夫。これは、本人にとってはもちろんのことですが、わたしたち家族にとって、本当にうれしい結果でした。

ただ、それ以外のアレルギーに関しては、年々、増えていっています。

 猫アレルギー、スギ花粉、ダニ、ホコリ。すべて、上昇しています。

皮膚科の先生によると、

「通常の数値の変化です。食べ物以外のアレルギー数値はこのまま成人するまで増え続けるでしょう。だからといって、神経質になる必要はありません。当然、免疫力、抵抗力も同時についてきますから、ぜん息にさえ気を付けていれば心配はありません」

と、いうことでした。ダメ元で、聞いてみました。

「ネコは?」

「もちろんぜったいにダメですね〜(苦笑)」

「じゃあ犬は?」

音ちゃんが聞きます。

「犬も同じだからダメだね。毛があってフケの出る動物はダメだよ。鳥もモルモットも。大きくなってからだったらいいけどね」

「じゃあ、ヘビは?」と、音ちゃん。

「ヘビは大丈夫だと思いますよ。毛もフケもないし。ただ、糞をたくさんしますから、そういうのが乾燥する前に捨てて、いつも清潔にしてないとダメですね」

「いや、飼いませんけどね」と、わたし。

「えっ?飼わないの?」と、音ちゃん。

「飼わないでしょう! いや、もちろん飼えるなら飼いたいけどね」

基本的にわたしも音ちゃんも動物が大好きで、1位ネコ、2位犬、3位 動物ならヘビだろうがトカゲだろうがなんでも好きなのです。

「ママがね〜」と、音ちゃんは顔をしかめます。

奥さんも動物は大好きです。ただ、常識的な範囲内で。だから、ヘビはきっとNG。

IMG_3552マウに会いに行く。常にマスクをつけて。

 

音ちゃんの皮膚、並びに、ぜん息の現状を申し上げます。

顔に皮膚炎が出ることは、ほとんどなくなりました。体については、常に、小さな湿疹が体のどこかには出ているような状態です。

ただ、原因は、はっきりしています。それは、彼女は、3歳の時からクラシックバレエを習っていて、レオタードとタイツが化学繊維なので、どうしても湿疹が出てしまうのです。しかも、冬は乾燥した室内でものすごく汗を掻くので、かなりひどくなります。むしろ、夏のほうが、冷房が効いている室内なので出ないようです。

それでも、バレエを続けるのか辞めるのかは、すべて本人の意志に任せています。バレエをやりたいと言い出したのも本人なので、本人が辞めたいと言えば、反対しません。

冷えとりを始めてからステロイドを使わずに頑張っています。本人がかゆくてつらいとき、症状がひどくなったときにはプロトピック(非ステロイド)を使っています。そんなとき、エピナスチンも飲ませています。

ぜん息の症状は、今のところは、ほとんど出ていないといってもいいでしょう。ただ、1年に2回くらい、5日間ほど夜中に激しい咳が続くときはあります。しかし、そんなときでも吸入器は使ってはいません。ただ、常備はしています。普段は、吸入器ではなく、塩水をミストにして吸い込むものに変えました。それを始めて2年になります。

IMG_5418ミストは塩水

 

ぜん息の出る原因は、はっきりしています。二つあります。

 

一つは、風邪などで発熱をしたあと、必ず、お布団に入って2時間後の午前0時になると咳が出始めます。そして、2時間後に治り、再び午前4時になると出ます。これは、小さいときから変わりません。

ただ、以前は、一度出ると10日ほど続いた咳が、最近にでは5日ほどで治るようになりました。

もう一つの原因。

これは、風邪や発熱の症状が出ないにもかかわらず咳が出るパターンです。

それは、お菓子や、ジャンクフードを大量に消費したとき。そして、お腹いっぱいにご飯を食べたときです。

その翌日の朝目が覚めたときから、鼻をグジュグジュさせてから空咳のような咳を起きてからし始めます。そこから、治ればいいのですが、夜中、寝ている時に咳が出たら、

「ああ〜、出ちゃったね〜」

と、いう感じになります。

じゃあ、

「原因がわかっているなら、お菓子やジャンクフードを食べさせなければいいんじゃない?」

そうです。まったくその通りなのです。

が、

10歳の子に、

お菓子をいっさい食べさせない。ハンバーガーもフライドポテトもラーメンもダメ〜!

じゃあ、あまりにかわいそうです。

彼女のいま一番の楽しみは、バレエ教室のあとのお友達とのお菓子の交換。

それを知ったのが、半年ほど前でした。奥さんが、わたしにこう言いました。

「音、バレエのあと、毎回お友達からお菓子たくさんもらって家に帰る前に食べていたらしいよ。お友達同士お菓子を交換するのがいま流行っていて、音だけお菓子がなくて、ずっと黙って先に帰っていたらしい。『音ちゃんもお菓子持って来なよ』って友達に誘われたとき、『わたしはアトピーだからお菓子食べれないから』って最初は断ってたらしいんだけど、『じゃあ、食べられそうなのだけ食べてね』って、却ってみんなが同情してくれてたくさんお菓子くれるようになったんだって。でも。家に持って帰ったら怒られると思って無理やり食べてたみたいなんだよね。最近、バレエのあと食欲がないっていうから心配してたんだよ。練習がきついのかなって」

「それは、かわいそうだね…」

「うん。だから、お菓子を持たせてあげることにした。そのかわり、もらったお菓子食べすぎないでねって」

でも、やっぱりまだ10歳の子供です。もらったお菓子は全部、食べちゃうんです。

だからと言って、食べさせないということは、わたしたちにはできません。

それでなくても、音ちゃんは、今まで、たくさんのことを我慢してきたのですから。

卵焼きやオムライスを初めて食べたのは小学校に上がってからです。先日、初めて目玉焼きにも挑戦しました。

今は、卵料理は大好きですが、かつて、卵アレルギーの数値が振り切っていたときには、

「卵っておいしくないんだよ〜」

そう言って、音ちゃんをダマしていました。お菓子もそう言ってずっとダマしていました。インスタントラーメンを食べたのもこのあいだ、初めてでした。

 いま、食物アレルギーはなくなりましたが、お菓子やジャンクフードを食べるとぜん息の症状がたまに出ます。

 

それが、アトピーの謎なのです。

 

だから、そのことをきちんと本人に理解させたうえで、お菓子やジャンクフードを食べさせています。

 本人もぜん息が出るのは怖い。でも、食べたいのです。

IMG_1304食べているのはドーナツ

いま、思うこと

 

音ちゃんが、

咳が出すと、「呼吸器の毒がでてくれた」

鼻血が出ると、「脳の毒が出てくれた」

熱がでると、「体の中で毒が出ようとして免疫力を高めている」

下痢をすると、「体の奥の毒がでてくれてありがたいなあ!」

そう思えるようになりました。

大きな変化です。

しかしながら、わたしたちは医者ではありません。症状がひどいとき、心配なときは医師の診断にしたがって薬を取り入れるようにしています。

それはあの皮膚科医のあの言葉を思い出すからです。

「目の前で火事が起きていたらあなたはバケツリレーで火を消しますか?消防車で放水して火を消すでしょう」

 

そして薬をとってしまったら、また冷えとりをして少しづつ薬の毒を排毒するように心がけています。

音ちゃんは、今、小学高学年ですが、靴下を4枚はいて、絹のスパッツをはいて喘息の症状もでることもなく
元気に過ごしています。

 

さきほど、音ちゃんは「食物アレルギー」はなくなったのに、お菓子を大量に食べるとぜん息の症状がでるということを書きました。

これは、わたしの勝手な考えなのですが、

「食物アレルギー」

の、

「食物」とは、

本来、自然界に存在していた「食物」のことを指しているのではないでしょうか。

だから、化学調味料は、「食物」ではない。

だから、化学調味料を体内に取り入れるとアレルギー反応が出る。

たとえば、卵は、かつて、有精卵しか自然界には存在しなかったわけです。それが、人間の大量消費のために、無精卵を産むように人間が調整したわけです。それ以後、本来なら自然界では人間が口にするはずのなかった「食物的な無精卵」を体内に入れるようになったから、そんな異物を体は外に早く出そうとする。だから、卵アレルギーというものができてしまったのではないでしょうか。

大豆の遺伝子組み換えが大問題となって、今では必ず食品表示が義務付けられています。じゃあ、卵は、無精卵は本当に大丈夫なのでしょうか。種無しブドウは、種子植物にもかかわらず、種がありません。本来であれば自然界に存在しない食べ物です。本当に食べても大丈夫なのでしょうか。

アレルギーとは、

体内にある異物を外に出そうとして起きる反応です。

そう、考えると、

アトピーは、現代社会において、人間の本来持っている、もっとも原始的な部分の抵抗なのではないか。

わたしは、勝手にそんなことを考えてしまいます。

このアトピー問題。今回は、ここで、一旦、終了させていただきますが、今後、新たな展開があったとき、その都度、書いていきたいと思います。

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*現在、中学生になりましたが、喘息の症状は出なくなり、食物アレルギーは消えました。皮膚のアトピーの症状は、腕と太もものみでていますが、下に下がって来ています。

そして、中学2年の夏には、手先に出ていたアトピーも消えました。

まだまだ完全ではありませんが、顔いっぱいのアトピーや喘息に苦しんだことを思えば、冷えとりをはじめてよかったと今では心から思っています。

そして、3年前に完全にステロイドと抗アレルギー剤をやめました。その経過については、こちらの記事の「脱ステロイドの記録」をご覧ください。

子供のアトピー脱ステロイド<まとめ>1年目まで

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