心の毒だし PR

白黒つけたがる人とは?その元に強くあるのは心の冷え

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
SPONSORED LINK

こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(instagram kazeakane)です。

私は白黒つけたがる人でした。

自分の決めたことはきちんとやりたいタイプでしたし、物事の判断も白黒はっきりさせたいタイプでした。

そんな私の周りには、同じようなタイプの人ばかりでした。

そしてとても息苦しく、いつもトラブルに巻き込まれていました。

冷えがとれてくると、白黒つけたがる人からグレーゾンを許せる人に変化しました。

白黒つけたがるのはなぜか?白黒つけたがらなくなった今、過去の自分を分析すると、その根元に大きな怒りを抱えていたことがわかりました。

この記事ではその原因が心の冷えであったということを解説いたします。

白黒つけたがる理由

f2fcc5b378700c2d9992e88f2c16745c_s
徐々に変わるのではなく、気がついたら対岸にいたという変化が冷えとりには多い気がします!

そうは言っても、なかなか変わることができないのが性格。

「あの人は頑固だからね〜。死んでも治らないよね〜」

「きちんと片付けろと言われても、大雑把だから治すことはできない! 努力はしているつもりだけど、いつも怒られるわ〜。生まれ持った性格だから仕方ないのかなあ?」

「なんであんなに杓子定規なんだろう〜。せっかちだし、イヤ! あの人、もう少しおおらかになれないものかなあ〜。でも人って年をとるともう変われないよね〜」

こんな会話をよく聞くことがあります。

冷えとりをすると、そんな困った性格も気がつくと変わっていることがあるのです。

心も身体も穏やかに

生まれ育った環境で白黒つけたがる人に

手

冷えとり13年生の現在の私と交流を持った人は、以前の私が怒りっぽくて、せっかちで、すぐに喧嘩を売っていたり、なんでもネガティブに考えていてクヨクヨしていたと話すと、

「そうは見えない」

「穏やかで、人とたくさん交流して、いつも話の中心で楽しそうにしていそう」

など、本当に優しいことを言ってくださいます。

私の性格は、母がなんでも物事を悪い方に考える人だったので、その影響を受けて、小さい頃からとてもネガティブでした。

「きっと上手くいかない!」

「お金と時間の無駄だから、やらない方がいい」(私のやりたいことに対して)

「自分も産後太ったから、あなたも今は痩せているけれど、産後太る」

「結婚しても離婚した時のために、仕事をすること」

母は、すべてがすべてマイナス的な考えで、その考えをシャワーのように私に浴びせました。

ですから、私も母の影響を受けて、とてもネガティブな思考の持ち主に成長してしまったのです。

例えば、何かの問題に突き当たるとします。

そういう時には、一番最悪のことを想定して、マイナスから、いかにプラスに持っていくかということを考えるような性格でした。(始まりはいつも悪いことからでした)

育った環境がそんな感じだったので、私の家族はいつもクヨクヨして物事を決められないというような感じでした。

こちらはそのまま影響を受けたのではなく、逆の方に性格は傾きました。

あまりに、家族が物事を決めないので、誰かが決断しなければならなかったので、その役を私が担うようになったのです。

クヨクヨしているなら、白黒はっきりして決めていくということを私は選択し、Yes or No(いいのか悪いのか)で、いつも決めてきていました。(外国では、日本語のように英語を話すと、外国人にはイエスなのかノーなのかわからず、よく ”Yes or No?” と聞かれます)

ですから、日本人的な中庸は、私にはあまり理解できませんでした。

日本語は、主語がなく、やたらと修飾語が多いのが特徴で、長い文体になると、主語は誰だっけ?と思うことも多々あります。

しかし、英語は必ず主語の後に動詞が来るので、誰がどうしたというのがわかりますよね。

それさえわかれば、修飾語などが、なくてもなんとなく言葉のニュアンスは伝わります。

(外国語は、とても明快で私にはすんなり入ってきました。日本語のような曖昧な感じはあまりありません。何か質問があると、必ずyes or noで返事をします。それからの意見です。)

とてもわかりやすいです。

日本語の場合は、行間を読まないとわからないこともたくさんありますからね・・・。

いいのか、悪いのか・・・。

それが私の判断基準だったのです。

今もこれは強く引き継がれてきていると思います。

白黒つけたがる性格は社会では通用しない

危険

学生の時はこの性格で通していくことができました。

でも、社会人になってからはそうは言ってられません。

お客様がいれば、お客様の都合に合わせなければならないし、こちらが正しくでも、接客業であれば、クレームを言われたら平身低頭謝らなければならなかったり、正しいことを我慢しなければならないことも多くありました。

それでも私は若い頃は、自分の正義を振りかざし、権力とたくさん喧嘩してきました。

勝つ時もあったし、社会の大きな力に飲み込まれることもありました。

喧嘩ははっきり言って、エネルギーを使うし、とてもストレスです。

イライラもするし、体調も崩します。

冷えとりをやる前の私は、いつもピリピリしていて、体調不良でイライラしていました。

そしてそういう状態だと、不思議と同じように、イライラして嫌なものを自分で引き寄せていたように思います。

悪循環ですねえ。

上には上が!自分よりすごい白黒つけたがる人

手

しかし、ある時にこの性格はまずいのではないかと思うような出来事に遭遇しました。

それは、私以上に物事に白黒つけたがり、杓子定規な女性に出会ったのです。

彼女を見て、自分のしたことを省みると、とても恥ずかしくなりました。

私は、杓子定規とは言っても、そこまではしなかったのですが、彼女はカフェで注文したものが遅れると、店員を呼びつけ、怒りまくったりしました。(あらかじめ、カフェオレなどの加工するものは遅れると店員が彼女に伝えると、何分遅れるのかと言えというほど相手をきっちり正すようなところもありました。)

こういう人は一緒にいて、疲れます。

だって、一緒にいるときは、いつ揉め事が起こるか、ヒヤヒヤしていなければならないのですから・・・。

彼女を見ていて、自分もこんな感じの人だったのかと反省しました。

白黒つけたがる人の特性は考えないこと

803647cd35396f52014ee7dd299c1a77_s

もう一人、白黒つけたがる女性とも仕事で知り合ったのですが、彼女にも全く中庸がなく、彼女の中の正義で全て物事は測られていました。

それを一番感じて怖かったことは、彼女とインドのカースト制について話をした時なのですが、彼女も生まれた時から職業や生き方が決まっていれば、白黒はっきりしていていいというのを聞いたことです。(この人は白黒はっきり派だったのです!)

【カースト制度とは】

インドのカースト制というのは、古代からある身分制度でそのカーストに所属するところに生まれた人は決められた職業にしかつくことができないという制度です。例えば、代々先生の階級に生まれた場合は、いくら本人に才能や頭脳があっても、その職業にしかつくことはできないし、そのカーストの中での結婚しか認められないというシステムです

そんなふうに決められた人生を歩むことが果たして幸せなんでしょうか?

その人は、そうしたら無駄な努力や夢を持たずに生きていけるから楽だし、白黒はっきり決まっているから諦められると言っていました。

無駄な努力?

やることはすべて何らかの利益がないと意味がないのでしょうか?

果たしてそうなのでしょうか・・・?

彼女を見ていて、あまりに白黒つけたがるのも問題なのだと私は気付かされました。

曖昧だから、希望が持てるという場合もあるのだと考えるようになったのです。

友達になりたい人は白黒つけたがる人ではない

友達

私が友達になりたいと感じる人は、穏やかで優しくどんなことも受け入れてくれるような大きく包み込むようなものを持っている人でした。(実際、親しくさせていただいている方は、私とは真逆の穏やかな方ばかりです)

そういう人は、よく観察してみると、大らかで中庸を持っていました。

そして、人をジャッジしない。

私にはないものを兼ね備えていました。

白黒つける人になった理由

どうして、私がそんなに白黒つけたがり、立ち向かっていくようになったのでしょうか。

それは、どうしても譲れないことがあったからなのです。

女性蔑視が許せなかったから

けんか

私の父は、女性蔑視の思考が強い人でした。

女よりも男が優れているという考え方の強い人で、いつも女性を見下していました。

今の若い世代は、そんなこともなくなってきたとは思いますが、私が社会に出た頃は、まだその傾向が強く、女性だとつけない職業があったり、女性だからということで会社では、優秀であっても昇進できないところも多かったのです。(今も、小さい会社では、そのような傾向が強いところがありますが、結果として、そういうところは時代錯誤なので、成長できず社会からは取り残されてしまっていますが・・・。)

私は性差はあるということは理解できます。

ですが、平等の機会は欲しいのです。

ですから、私がカッとするときは、女だからと甘く見られたり、馬鹿にされたりするときなのです。

そういう状況になった時には、とことん戦ってきました。

だって、同じことを男性が言ったり、やったりすると、手のひらを返したように態度が変わる男性に腹が立ちませんでしたか?

同じことでも、男性が言うことは聞くけれど、女性が言うと聞けないという男性もいませんでしたか?

その人たちの根底には、女・子供の言うことなんて聞けるか!という思いがあったのだと思います。

だから、私は非常勤職員のときに育児休暇をめぐって、男性上司と戦いましたし、女だからと思って威嚇する人に対しては、それなりに対処してきました。

(*「高齢出産 妊婦さんの苦悩1」をご覧くださいませ)

でも、こういうことをすればするほど、自分の何かが損なわれ、疲れます。

喧嘩は大きなエネルギーがいるのです。

自分の意思を強制する人は白黒つけたがる

女性蔑視の喧嘩の根本には、私が小さいときに父から認められなかった女性蔑視を晴らしたいという思いがあるのではないかと思うようになりました。

そして、自分の思うように他人も動いて欲しいという気持ちもとても強いのだとも感じました。

これはとても傲慢なことです。

この生まれ持ったきつい性格を変えることが私の課題ではないかと最近感じるようになりました。

グレーゾーンを受け入れるために

白黒はっきりつかたがる人は、自分も他人もコントロールしたい人です。

そして、怒りをためています。

グレーゾーンを受け入れるようになるためには、その元に怒りの感情があることを意識して改善してみてくださいね。

  1. 怒りを感じた時に。言葉を発する前に深呼吸。1、2、3、4、5と数えてから発言。冷静に相手を観察する。
    私はこのおかげでなんども危機を乗り切りました。
    短気は損気。お試しくださいませ。
  2. とは言っても、怒りを溜め込むのはストレスの元です。
    それをうまい具合に発散することも大事です。
    一番いいのは、怒りの元になっている当人にはわからないように、第三者を味方につけ、当人を追い込んでいくのが摩擦も起こらず、もっとも効果的なやり方だったと振り返って思います。←目には目を的な考えですけど。

最近、ストレングスファイターのワークショップに出てみて、自分の性格が育てられ方だと思い込み、親のせいだと思ってきましたが、違うかもしれないと気がつきました。

詳しくは、ストレングスファインダーのワークショップで知った驚きの事実!をぜひご覧くださいませ。

(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)

冷えが取れてきた10年目頃に、心の猛烈な毒だしが怒り、ありとあらゆる怒りが噴出しました。

そのめんげんを乗り越えてからは、白黒つけたがる人ではなくなり、その真逆の「ま、いっか」というグレーゾーンを愛する性格に変わって、とても楽しく生きられるようになりました。

これも体の冷えが取れてきて、その次に次第に心の冷えも取れてきたおかげだと思えます。

風茜の提供するサービス

冷えとり100の声

風茜の本