こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(instagram kazeakane)です。
冷えとりでは、土用の毒出しには消化器のめんげんが起こる傾向にあります。胃がムカムカしたり、下痢をするのもその毒出しの一つです。
今日の記事は、冷えとり歴6年の夫と7年目の子供に起こった下痢と吐き気のめんげんを考えるものです。
土用の毒出し
さて、前回のお話で土用の11日目に夫が扁平苔癬(へんぺいたいせん)や白板症(はくばんしょう)かもしれないと騒ぎ出しました。
子供もその週に飲んだ抗生物質でお腹を壊し、下痢気味でした。
(*今までのことにつきましては、詳細は「冷えとり 土用の毒出し パパと娘の毒出し競争1 2〜内臓時間〜 3〜口内炎と下痢〜」をご覧くださいませ。)
2人とも、ストレスに弱いので、ここで楽しいことをして、このストレスを発散したいので、遊びに行きたいと言い出しました。
そこで、たまたま招待状をいただいていた水族館と遊園地に家族揃って出かけることとなりました。
しかし、体調は万全ではなかったのです。
さて、パパと娘の毒出し競争、一体どうなることでしょう!
*この記事は、2015年の土用の毒出しのことについて書いています。冷えとり歴6年と7年目の方はぜひご参考くださいませ。
冷えとりの土用12日目に下痢と吐き気に襲われた
この日は、早朝から八景島シーパラダイスに出かけることになりました。
いつもは、子供のトイレ問題があるので、車で出かけますが、横浜方面は渋滞になるため、電車で行くことにしました。(自分の好きな時にトイレに行けない状況になると、不安で何回もトイレに行きたくなる傾向が子供にはあります)
車の時は、子供がトイレに行きたいと言えば、パーキングやコンビニに停めて、トイレ休憩をとることができるのですが、電車の場合は、急行などに乗ってしまうとトイレに行けなくなるので、そのせいで子供は頻繁にトイレに行きたいと言い出すのが常でした。(帰りは、言わないので、この子の場合、どれくらい乗らなければならないという経験がないことに対しての不安からくるものだと思われます)
この不安を解消する前に彼女なりに見出した解決方法が、電車内で漫画を読むことでした。
しかし、これが後でとんでもない悲劇をもたらすことになったのです!
まず、朝出る前にトイレ。(もちろん、排便をしました)
心配のようで、出かけるまで3回もトイレに行きました。(全て排便)
一回目の乗り換え駅である品川駅に着いて、トイレに行きたいと言い出しました。女性用トイレは、長蛇の列だったので、漏れそうというので、夫に男性用トイレに連れて行ってもらいました。(ここで、数分トイレにこもり、排便をしたとのこと。本人に聞くとたくさん出たけれど、まだ出そうと言っていました)
普通にかかる時間の倍をかけて、ようやく京浜急行に乗ることができたときのことです。
座っていた若いカップルがサンドイッチを食べだしました。しかも、ツナサンド。
車内がツナサンドの匂いで充満しました。
子供は読んでいた漫画の本を閉じ、「気持ち悪い!」と言い出しました。
急行に乗ってしまったので、次の駅に停まるまで10分ほどあります。
私はカバンからビニル袋を取り出して、気持ち悪くなったらここに吐きなさいと促しました。
なんとか耐えて、次の駅の多目的トイレに駆け込みました。
吐こうとするけれど、唾液のようなものしか出ません。
明らかに揺れる電車で漫画を読み、ツナサンドの匂いが引き金となって、電車酔いしたようです。
夫が、「だから、電車で本を読んだから気持ち悪くなるよと言ったのに!」とキレ気味でした。
ここで30分くらい、気持ち悪くなくなるまで過ごしました。
その間に、私は夫に「もう帰ろうか」と提案しましたが、夫も子供も遊びたいという欲が高まっていたので、子供も「少し休めば大丈夫」ということで、そのまま進行方向に進むことになりました。
吐いている時に子供の顔色は悪くはありませんでした。(青くも、白くもなく、普通の顔色でした)
こういう時に私は顔色で判断します。
子供も、30分休んで、もう動けそうというので、また電車に乗ることにしました。
しかし、電車に乗ると、また気持ち悪いと言い出します。
すでに、もう下痢では出し尽くし、吐き気がしますが、食べ物は出てきません。
また、次の駅で降りて、トイレで30分くらい過ごしました。
また、大丈夫になったというので、次の特急に乗ることにしました。
その特急は普通の電車のような座席配置ではなく、ボックスシートになっていました。
満員で立つ人が多い中、子供も気持ち悪さに耐えながら、立っていました。
あっちのほうに空いている席が見えたので、移動すると、
元ギャル風の若い女性が一人で二人座席を占領して、携帯電話で話をしていました。目の前に気持ち悪い子供が立っているのに、カバンもどけようともしてくれませんでした。
私は、座らせてくださいと言いたかったのですが、夫に静止され、我慢しました。(明らかにおかしい感じの若い女性だったからです)。
女性は、電話が終わると、即、寝たふり。
はあ? すごいな〜この人!。
すると、近くに座っていた老夫婦が見かねて、席を譲ってくれました。
その途端、その女性は慌てて起き上がり、降りて行きました。
丸まっていたダンゴムシが突然歩き出すように。
????
なんだったのでしょうね? そこまでして、座席を占領していたのだから、意地を最後まで通して欲しかったものです。
目的の駅まであと一歩というところで、子供がまた気持ちが悪いと言い出し、下車しました。
譲ってくれた老夫婦にお礼を言って、下車してホームのベンチに座りました・・・。
ようやく、最後の乗り換えの駅にたどり着きました。
京浜急行からモノレールに乗り換えです。
駅と駅の間は徒歩で5分くらいの距離ですが、その倍をかけて、歩きました。
駅に着いた途端、また子供がトイレに行きたいと言い出し、駅のトイレへ。
ここのトイレは和式でした。
子供は和式のトイレは苦手で普段は入りませんが、この時ばかりはそうも言って入られません。
和式のトイレにしゃがみ、吐いていました。(でも出たのは唾液だけです。胃液は一度も出ませんでした)
ここでの滞在時間も30分。
子供は、「トイレに入ると安心するし、気持ちが悪くない」と言います。
(いつでも吐ける体制にあるからね〜と言いました)
ようやく落ち着いて、モノレールに乗って、今度は座れたので、私の膝の上に横になって、10分ほど乗り、ようやく八景島シーパラダイスのある駅に到着。
早朝に家を出たのに、着いたのはお昼近くでした。
命の大切さから学び、必要な分だけ食べる
まず、八景島シーパラダイスに到着して、最初に水族館に行きました。
いろいろな魚が大きな水槽で泳いでいるのを見て、子供は、「おいしそう♡」と言っていました。
この様子では大丈夫ですね。
先ほどの下痢と嘔吐は、単なる乗り物酔いだったようです。
夫も、真鯛を見て、美味しそうと言っていました。
この親子は本当に食い意地が張っています。
夫は、ここ2週間くらいずっと吐き気に悩まされてきたでしょうに。
子供も、さっきまでは下痢と吐き気で苦しんでいたでしょうに。
本当に喉元を過ぎるとこの2人はすぐに忘れてしまうのです。
ひととおり、水族館を見て、鯉に餌をあげるコーナーで子供が餌をあげていると、鯉が餌に向かって、ぱくついてきました。
子供は、「本当に欲張りなんだから〜!!」と言いながら、楽しそうに餌をあげていました。
(欲張りはあんたもでしょ!と私は心の中で突っ込んでいました)
そうこうしているうちに、もうお昼の遅い時間になってしまいました。(着いた時間がすでにお昼でしたから・・・)
子供もようやく吐き気がおさまったので、食事をするのにもうしばらく様子をみたいということになり、これから混雑が予想される釣りコーナーに先に行くことになりました。
釣りコーナーでは、アジが生簀(いけす)にいて、釣ることができます。
釣ったら逃すのだろうなと思いながら、申し込むと、係りの人が、
「こちらの体験コーナーは、釣った分だけ食べていただきます」という衝撃な事を言われました。
つまり、命の大切さを知ってもらうために、釣って、調理してもらって、食べるという工程を体験しなければならないのです。
アジ1匹につき、唐揚げにしてもらうのに260円かかります。
今日の体調では、そんなに食べれない状態です。
それに頂いた招待状には、レストランでのお食事券も付いているのです。
市ヶ谷の釣り堀体験があるパパと娘は、そんなに簡単には釣れないから、と楽観的です。
しかし・・・。
いけすなので、釣れること、釣れること。
周りを見ても、バケツいっぱいにあじを釣っていました。
子供も、餌の小エビをつけて、あじを簡単に釣り上げていました。
あっという間に3匹釣り上げ、もっと釣りたいという子供を制して、強制終了です。
あじはピンピンはねていました。
それをビニルに入れて、調理場に並んで、フライにしてもらいました。
新鮮なまま調理されたあじは本当においしかったですし、子供も今までピンピンしていたあじが調理するのに並んでいる間に動かなくなり、次に見たときにはフライになっているのを見て、何か感じるものはあったようです。
「今まで楽しく泳いでいたのに、音ちゃんに釣り上げられてしまって、死んじゃってかわいそうだな」と言っていました。
すると、夫は、「死ぬ前に、小エビというご馳走がたべれたんだからよかったじゃん!」と慰めていたようです。
そして、レストランに行くことにしました。
すでにあじのフライを一人1匹分は食べています。
レストランはどこもバイキング形式が多く、そこに入りました。
多分、夫と娘が健康な状態であったら、死ぬほど食べたと思います。
だけど、今回は二人とも体調が悪く、たくさんある食べ物の中から本当に食べれるものだけを選んで持ってくることができました。
水族館の魚を見ていた時は、美味しそうと言っていましたが、少しは成長していたようです。
子供は、吐くのは辛かったからもう欲張らないと少量食べました。
夫も食事は少量にしたのですが、目の前にスイーツがあるのを見て、どうしても抑えきれずに、「白玉おしるこならいいでしょ〜」と言って食べていました。
それでも、この2人には必要なものだけいただくということが、少しでも体感できてよかったのではないかと思います。
食後に遊園地で遊んで、お茶をして帰りました。
もちろん、この日の夜はスープとパンだけにして、節制しました。
少しづつですが、私の家族も食べ過ぎから離れられるように成長してきてはいます。
この日は、魚釣りをして命の大切さを体感することができて、よかったと思います。
パパと娘の毒出し競争の続きは、口内炎とピロリ菌、尿酸値も!土用のパパと娘の毒だし競争5をご覧くださいませ。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
子供は頻尿です。トイレに行きたい時はすぐにいけるようにしておきましょう。
うちの子供の場合、祖父母にトイレを訴えても我慢しろと言われたことがトラウマとなってしまいました。そうならないためには、いつでも大丈夫という安心感を持たせると良いです。
腎臓が悪い人は怖がりなので、安心な状態を作ることが大切です。
下痢と吐き気と汗はとにかく止めないように。この状態が起こったときには、必ず顔色を見ましょう。
顔色が悪ければ、迷わず病院に行くことをお勧めします。