こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
冷えとり書籍の中で、心の冷えをとることについて書かれたおすすめ本は、『冷えは万病のもと万病を治す「冷えとり」生活療法』(進藤義晴著)です。
教科書的な本が、『新版万病を治す冷えとり健康法』(進藤義晴著)で、体の冷えをとることに特化しているのだとしたら、この本は、体の冷えがとれてから起こる心の冷えについてのことが網羅されています。
冷えとり提唱者の進藤先生は、『新版万病を治す冷えとり健康法』→『冷えは万病のもと万病を治す「冷えとり」生活療法』を書かれて、その後にこの本を出版されています。
冷えとりの基本は、正しい生活と正しい心ですが、自分本位が人間の体や心を冒している状態に警告する意味もあるのです。
体の冷えがとれて、健康になり、ようやく心の毒が出せるようになった時こそ、この本を読むことをおすすめいたします。
冷えとりを宗教かもと心配な人にぜひ読んでほしい本
『冷えは万病のもと万病を治す「冷えとり」生活療法』(進藤義晴著)は、2000年に初版が出て、2010年までに8刷が出ている、比較的新しい本です。
実は、生活療法というライフスタイルや生き方について書かれていると思って、手にしてみたら、実はとても深い本だということがわかりました。
冷えとり提唱者の進藤義晴先生とは?
最新の冷えとり書籍の進藤先生のプロフィールは、とても簡単なものになってしまっています。この本のプロフも『新版万病を治す冷えとり健康法』に比べて、簡素化しています。
進藤義晴(しんどうよしはる)先生
大正12年生まれ
昭和23年大阪大学医学部卒業、同大学病院で1年間インターンとして研修する。
昭和24年医師国家試験合格。同大学耳鼻咽喉科教室に入局、耳鼻科医として活躍を始める。
昭和46年小牧市民病院勤務、47年より同病院副院長を務める。
昭和56年同病院退職、自宅で東洋医学専門医院を開業したが、現在は閉院している。
主な著書に、『万病を治す冷えとり健康法』『万病を治す「冷えとり」生活療法』『病気にならない「冷えとり」健康法』『病気にならない「冷えとり」健康法』などがある。
*現在は次女の進藤幸恵さんが相談を受け付けています。
(『冷えは万病のもと万病を治す「冷えとり」生活療法』のプロフィール欄より抜粋しました。)
『冷えは万病のもと万病を治す「冷えとり」生活療法』の読み方
『新版万病を治す冷えとり健康法』を読み、冷えとりの基本を知り、めんげんに悩んだ時に『医者知らず「冷えとり」で完全健康人生』で安心して、どんどん体が健康になってくると、次に起こるのが心の毒出しです。
もともと、自分のライフスタイルや考え方が間違っているときに、病気にかかりますが、体が健康になってきて、初めてそのことが自覚できるようになります。
そんなときに一読することをおすすめします。
冷えとりは宗教家も?と思っている方も、この本を読むと、なんて冷えとりとは科学的で論理的なのだということがわかるのです。
関連記事冷えとりは宗教?冷えとりと嘘~2もご覧くださいませ。
メリット
見開きページで1つの項目が完結しているので、とても読みやすいです。
病気の原因を探ると、体と心を蝕んでいたのが自分本位の心だったということが自覚できます。
冷えとりをすることで、自分本位の気持ちを捨てること=世直しとなり、自分も社会も自然も健康になります。
心の冷えをとることによって、病気は「治す」「治してもらう」ものではない、正しい生活をしていれば自然と「治る」ものであるということが理解できます。
スピが好きな人にも人間と宇宙の法則は面白く読めます。
冷えとりと子育ての記述がたくさんあります。
デメリット
大きな書店には置いてあることもありますが、ほぼ書店では取り寄せになりますので、一度中身を見たい方は見ることができません。
最近、この本はネットでも見つけにくくなっていますので、見つかった時に購入することをおすすめします。ネットでは中古本でしたら、見つかります。
まとめ
冷えは万病のもと万病を治す「冷えとり」生活療法/進藤義晴
著者:進藤義晴
出版社:海竜社
版型:18.7cm×12.8cm×1.7cm
ページ数:205ページ
基本的に私は神様はいると思っています。
でも、神様に依存するという考え方はいやだし、強要されるのもいやです。
病気になると、すがってしまいたくなるのが神様です。
私も入院や手術、物事がうまくいかないときには、よく神様にすがっていました。
そして、そういう心の弱かった人につけこむ宗教が存在するという世代でもありました。(私の若い頃にはオウム真理教、幸福の科学などの新興宗教が台頭して、多くの友人も入信していきました。)
進藤先生は、この本の中に「私の指導霊は阿弥陀仏」と書かれています。
タイトルだけ読むと、冷えとりと宗教を結びつけて、自分を絶対教祖化してお金儲けでもするのかしらと最初は私も思いました。
ところが、
私は、神様が嫌いで、前は無神論者でした。世の中を見ていると、乱れに乱れて、物質的には便利になっていますが、精神的には非常に住みにくく、ますます悪くなってきていると思います。それなのに神様はなぜ黙って見ているのだろうか……。
という記述があり、
そんなときに阿弥陀仏が出てきたというのですが、
その体験から神仏は存在することを悟りました。
と、考えを変えられています。
進藤先生は、神様から与えられた力を使って、遠隔治療(現在はやめています)を始められたのです。
神様は人間を正すことはしない。あくまで提案だけで、自分で生き方を決めるということが大切だとこの本を読んで思いました。
宗教は、これだけお布施をくれたから、願いを叶えてあげようというものが多いですが、進藤先生は、正活絹の靴下や杉っ子の開発に携わっていますが、マージンを一切受け取っていませんから、基本的には冷えとりもやりたい人だけやればというスタイルなのだと思います。
正活絹の靴下のことについては、【冷えとり靴下】進藤義晴先生も開発に監修した正活絹の冷えとり靴下のメリットとデメリットを、杉っ子につきましては、【冷えとりグッズ】進藤義晴先生開発の杉っ子ってどうなんですか?をご覧くださいませ。
冷えとりをしていくうちに、心の冷えがとれてくる過程の中で、どうしても自分の心と向き合う時がやってきます。
そんなときに、心をよくしてくれる方法を教えてくれる本です。
うちでは、子供がアトピーで2歳の頃から子供にも冷えとりをさせましたが、当時は子供で冷えとりをしている子がほぼ周りにいませんでした。そんなときこの本の第7章育児書にない冷えとり子育て法の極意はとても参考になりました。
冷えとりのおかげで、自分が自分がと言っていたうちの子も、冷えが取れてくるにつれて、穏やかな子に成長しています。
心の冷えにお悩みでしたら、ぜひお読みくださいね!
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
他にもおすすめの進藤先生の書籍はこちらもご覧くださいませ。
冷えとりの教科書にはぜひこちらを!
お医者さんに行くかどうか悩んだときにはこちらを!