こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
いつもたくさんのブログの中より、ご訪問いただき、誠にありがとうございます。
冷えとりを始めると、めんげんが出ます。
めんげんとは、好転反応と言われ、冷えとりでは毒だしとも言われています。
冷えとりをすることで、体を温め、免疫力が高まり、毒を出すことができるとめんげんが必ず現れます。(なぜならば、毒をためていない人はいないからです)
ほとんどの人は病気になると医者にかかります。
すると、症状を抑えるために、まずは薬を処方されますね。
ところが、薬は一時的にその症状を抑えることしかできないので、病気が完全に治ったわけではありません。ですから、免疫力が落ちるとその症状が現れ、また薬を処方されるという繰り返しとなります。
そして、さらに悪化すると、手術して、悪いところをとりのぞきます。
悪いところをとりのぞいてしまえば、完治した気がしますが、手術の時に麻酔や抗生物質などの体を冷やす薬もとりますので、毒の元をまた取り入れることにもなります。
(この時、体に入ってきた毒は肝臓が分解して体の外に出そうとするので、肝臓に負担がかかります。薬を飲んでいる人は肝臓の酷使にも気をつけましょう。)
このように、手術して患部を取ってしまっても、全ての毒を出さなければ同じ病気の繰り返しや、五臓の相関図による臓器の毒の肩代わりで、他の部分が毒を引き受けて悪くなる場合もあります。
めんげんには、下痢、嘔吐、発熱、出血、発汗、かゆみ、発疹などがありますが、全ての異常はめんげんと考えていいと思います。
めんげんがあった時は、怖がらず、体の奥の毒を出しているのだと思えばいいのです。
めんげんが出てきたということは、冷えとりの効果が現れてきて、毒を出す力が出てきたのですから、その元々の毒が出て、病気は治っていくと考えていいのです。
しかしながら、めんげんが出た時に、苦しくなって、不安になると、新しい毒(心の毒)を作りますので、喜んで苦痛に耐えればいいのです。
(そうは言っても、これは、なかなか難しいので、自分の体のことは自己責任で、異常を感じたら、無理をせず必ず病院にいくことをオススメします。また、冷えとりをギチギチとやりたいと思うあまりに、あなたのことを心配して、医者に行くように勧める家族とケンカするくらいならば、医者に行く方が良いのです。医師の診断を聞いた後にどうすべきか考えてもいいのですから、ね。)
体の毒がなくなれば、毒出しは必ず終わります。
めんげんが起きた時は、苦しくても、これまで間違った考えや生活をしてきたと反省をし、耐える力をつけるのだと思うといいと、冷えとり提唱者の進藤義晴先生もその著書で述べられています。
瞑眩に不安を抱かないで受け止めていると、急にひどくやせたり、激しい吐き下しや大量の出血などで、脱水症状や貧血が心配される場合でも、そのようなことにはなりません。・・・中略・・・落ち着いて激しい瞑眩に耐えていると、長くても15日ぐらいで終わります。
出典:進藤義晴『医者知らず「冷えとり」で完全健康人生』
私の場合は、以前、喘息の発作で死ぬほど苦しいめんげんが1週間つづ続いたことがありましたが、それ以来、咳喘息はなくなった経験があります。
そして、現在は、激しくないめんげんなので、1年半くらい大腸の毒出しがゆるやかに続いています・・・。
めんげんが激しければ15日くらい、緩やかだと長い時間がかかるのかもしれません・・・
このようにめんげんは、冷えとりでは、必ず起こるもので、それを喜んで受け入れることができればいいのですが、今回のお話では、その好転反応となるめんげんが起こらないということをテーマにお話していきたいと思います。
どうぞおつきあいくださいね。
めんげんが起こらない
私は、比較的早くめんげんが起こりました。
まず、足の親指の根元が痛むようになり、良性肉芽腫ができました。
(足の親指は消化器の毒が出るところです)
約1年間続きました。
そして、この間に、死ぬほど苦しい咳喘息の発作と数多くの虫歯の出現(その中では、抜歯しなかればならないほどの虫歯もありました)などの激しいめんげんを経験しました。
私に遅れて2年後に、同じように夫も冷えとりをするようになったのですが、夫にはそのめんげんというものがなかなか起こりませんでした。
この差は一体何でしょう?
◯半身浴→
- 最初から、40℃以下のお湯で20分以上行った(私)
- 42℃のお湯でないと寒くて仕方がないので、長く入っていられなかった(夫)
◯薬→
- 冷えとりを始めてからあまり飲まなくなった(私)
- 持病の頭痛が起きそうになると予防のためにロキソ二ン(鎮痛剤)を飲むことがやめられなかった。(夫)
◯靴下の重ねばき
- 最初は2枚からスタートし、半年で4枚、その後は6枚、明け方の朝の時間帯に目がさめるようになり、冷えとりおはなし会でまだまだ冷えていると指摘されてから、8枚ばきへ(私)
- 初めてから1年くらいは重ねばきをやったりやらなかったり、のちに2枚〜4枚へ、現在は6枚ばきへ(夫)
◯レギンス
- 1年目の冬に寒さを感じ、ウールのレギンスを重ねばき(私)
- 最初は暑くて履けなかったが、冷えが取れてくると(3年くらいしてから)靴下を6枚ばきにしているころには、レギンスを2枚(シルクとウール)履くことができるようになる(夫)
◯湯たんぽ
- 最初は冬だけしか湯たんぽを入れなかったが、2年目からは毎日湯たんぽを入れて就寝(私)
- 暑くて湯たんぽが入れて眠れないので、入れていない(夫)
◯アルコール
- 毎日飲んでいたのを週末だけにシフト(私)
- ストレス解消のためにちょっとだけと言いながら、たくさん飲むことをなかなかやめられないが、最近では体調が悪くなるとお酒を控えられるようになってきた(夫)
このように差を考えてみても、大きな違いがあるのは、就寝時に湯たんぽを入れているのかどうかや、半身浴の時間、アルコールと薬の摂取量が考えられます。
つまり、体が冷えていると毒だしをすることができないので、めんげんが起こらないのですね。
そう考えると、めんげんが出ているときは辛くて不安ですが、体の毒が出てくれてとてもありがたいことなのだと思えるようになるのかもしれません。
そして、めんげんが出ているときは、心配や不安な気持ちにならないようにすることもとても大切なことです。
そう思うと、本当に体に必要な水分や血液が出てしまい、脱水症状や貧血になってしまうからです。
なかなかむずかしいのですが、めんげんが出ているときは、ありがたいと思うか、そう思えなくて心配になるのであれば、医師の診断を受け、どうするかを決めた方がいいのではないかと、自分の経験から思います。
私自身の経験では、めんげんが起きて辛い時も、これは体の毒が出てくれているのだ、ありがたいと思うと乗り切れることも多かったです。
しかしながら、全くめんげんとは無関係な健康な人が身近にいると、なんで自分ばかり不調なのかと思ってしまうこともありました。
ところが、めんげんの出なかった夫は、健康と豪語しながら、脳腫瘍などの大きな病気にかかることも多かったのです。
(しかしながら、現在は体の冷えが取れてきて、めんげんが起こることが多くなりました。戸惑いながらも冷えとりを続け、不調があってもすぐには医者に行かなくなり、少しづつ体調も改善されています。)
だとしたら、少しづつでも毒を出せている方がいいのではないでしょうか?
めんげんを出せていれば、たとえ不調であっても、大きな病気にはなかなかならないような気がします。
めんげんが出ないということは、まだまだ体が冷えているということ。
冷えとりをしっかりと行なっていきたいものですね。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
冷えとり豆知識
- 残念ですが、毒を完全になくすことはなかなか難しいです。
普段の生活で、甘いものを食べて毒を入れてしまったり、カッと腹を立てて怒って心の毒をためてしまうなど、毒を貯めることは多くても、出すことはなかなか難しいものです。
「取り入れ、めぐらせ、だす」を覚えておくといいですよね・・・ - めんげんが出たら、喜びましょう。
めんげんがあるということは、自分に体の毒を出す力があるということなのです。
冷えとりをしていない人から見れば、変に思うかもしれませんが、冷えとり上級者は、めんげんが起きるとありがたいと感謝している人が多いものです。
私も見習いたいと思います。
冷えとりロードマップを作成してみました。めんげんで大体起こることをお伝えしています。