こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(instagram kazeakane)です。
さて、前回までのお話は、土用に入り、夫に吐き気、口内炎、子供に喉の痛み、そして下痢嘔吐という症状が続いて出ました。
二人ともその症状に耐え切れず、病院に行きましたが、特に、自分たちの主張していたひどい症状にもかかわらず、医者からは気にする必要もないという診断をいただきました。(夫は、口内炎を扁平苔癬か白板症と主張しましたが、ただの口内炎、子供は喉が痛いと主張しましたが、ただ赤くなっているだけという診断でした)
かゆみで診療を受けた夫は、皮膚科医から全然違うことを指摘されました。
それは、ほくろのこと。
今日の記事は、ほくろもめんげんなのかについて考えてみましょう。
夫、皮膚科でかゆみを訴えるが、ほくろを指摘される
この日の朝、股がかゆいと騒ぎ出した夫は、私と大げんかをして、結局、皮膚科に行って、股がかゆいというのを診てもらうことにしました。
かかりつけの皮膚科は、とても混むので、朝一で行くと夫は出掛けて行きました。
帰ってくるなり、開口一番に「冷えとりってすご〜い」と言っていました。
なんでも皮膚科の先生に、ただの湿疹と診断されたようです。
では、その時の会話を再現してみましょう。
夫「股に発疹ができて、かゆいんですが・・・」
先生はその発疹を一瞥(いちべつ)するなり、こう言いました。
先生「ホクロはどうですか?」
夫「??? ホクロ?」
先生「そうですよ。前に経過をみせてくださいねと言っていた足のホクロですよ」
夫は先生に促されるままに靴下を脱いだそうです。その時、先生は、たけのこのようにたくさん重ねられている靴下を脱いでいる夫の足元を凝視していたとのこと。
ここの病院には、子供も私もお世話になっていますが、足元が家族揃って同じなので、とても不思議に思っていることでしょう。
先生「ホクロは、直径6ミリを越えるとダメなんですよ。(そう言いながら、定規でホクロの大きさを測る)ですから、必ず1年に一度は経過を見せていただきたいんです。5年前にちゃん言いましたよね」
夫「はあ。そうでしたかね〜?」
夫はホクロの多い人で、過去に悪性のホクロを除去しています。(胸(真ん中)とお尻(左)のホクロを取っています)
冷えとりでは、ホクロは毒が固まったものとされ、毒が出てしまうと自然になくなると言われています。
(私も夫もまだこの状況は経験していないので、試してみたいと思っております)
先生「うん。大丈夫そうですね。ホクロはいいですよ。はい、また来年見せてくださいね」
夫「あ、あの。股がかゆいのは・・・」
先生「ああ〜。ただの湿疹でしょ。かゆいんなら、塗り薬を出しておきますよ」
皮膚科でかゆみにはステロイドを処方される
私の言ったとおり、ステロイドの塗り薬が処方されたというわけです。
このアルメタ0.1%は、うちの子供が赤ちゃんの頃に身体にできたアトピーに塗るようにと処方されたもので、ステロイドの中では弱いタイプの薬ですから、湿疹は大したことはなかったのでしょう。
(その時、子供のほおのアトピーには、最弱のステロイド・キンダベート0.05%が処方されていましたので、その上くらいの強さだと思います。顔、首、耳の後ろなどは吸収しやすいので、弱いタイプを塗るようにと先生は言っておられました。今は子供も大きくなり、もう少し強いものが処方されていますので、夫にアルメタが処方されたということは本当に大したことはないのだと思います)
やはり、消化器の毒が皮膚から出ていたということになります。
インキンタムシと言い争った朝の出来事が本当に無駄でした。
夫も自分で体験して初めて、冷えとりのめんげんだということが実感として持てたようです。
夫は家に帰って、自分の身体を使って、実験してみたようです。
アルメタを患部に塗ってみました。
赤くかゆい部分は1日でひきました。
あんなにずっと悩まされていたのに・・・・。
逆にちょっと怖くなったと言っていました。
そして、こんなことを教えてくれました。
「ステロイドを塗ると、かゆみは治るし、皮膚の荒れも一瞬で治る。でも、皮膚の奥の奥が、ものすごく痒いんだよ。痒いんだけど、かいてもかゆみが取れないんだよ。しまいには、どこがかゆいのかわからなくなる」
これが、冷えとりで言う、薬で症状を抑えるけれど、その毒自体は出ていないから、押し込められて、いずれまた出てくるということなのでしょう。
体感できてよかったと思います。
「子供のアトピーも見た目がかわいそうで、すぐステロイドを塗ればいいのにと思っていたけれど、こんな気持ちの悪い感じになるのなら、見た目がひどくても大丈夫ということであれば、掻き壊して出してしまった方がいいかも」
と、考えも変わってきたようです。
何事も体験ですね。
冷えとりでは、湿疹は抑えてはいけない(薬を飲んだり、塗ったりしない)し、半身浴をして全部その毒を出した方がいいとされています。
子供は力の加減を知らないので、かきむしり、見た目はひどい状態になりますが、それが過ぎるとまた綺麗な肌が再生されるということもありました。
うちでは、好きなようにかきむしらせ、ひどい状態になっても、ギリギリまで薬を塗りません。
前は、子供にかくと跡になるからかいてはいけないと言っていたのですが、かいていいよというようになって、子供もストレスはなくなったようです。
できれば、杉っ子の入っているお湯の中でかいてね、とは言っています。
これまでのステロイドで溜め込んだ毒が、今のところ、ひどくなって、綺麗になって、またひどくなっての繰り返しです。
夫は安心したようで、早速、コーヒーとバームクーヘンを食べていました。
本当に、これがやめられるといいんですけれどね。
食べないということができなかった夫の変化
11月5日から6日にかけて、夫はお腹が減るという感覚が心地よいと思うようになったと言っていました。
今までは、お腹が少しでも減るとイライラして、すぐにでもお腹に何か入れないと気が済まない人でした。
これは子供も全く同じです。
お腹が減ると気持ちが悪くなったり、とても不機嫌になったりしていたので、低血糖症かと思っていました。
低血糖症とは、貧血のような症状とよく似た症状です。
糖分をとればとるほど、悪化します。(なんだか、糖尿に似ている気もします。)
しかし、この土用の毒出し期間中に夫は、ほとんど食べれず過ごしましたが、そのような症状はありませんでした。
(もしかしたら、吐き気の方が優っていたので、気がつかなかったのかもれませんが・・・)
むしろ、この期間に食べなかったことが心地よさをもたらすということが体感できました。
今までは、お腹が減って我慢できなくなると、近くにある簡単なもの(バナナ、おせんべい、菓子パン、小さなお菓子など)をその場しのぎに食べていました。
でも、今ではそのお腹が減るという感覚が快適と思えるように変化したのです。
このことに関しては、大きな進歩だと思います。
少しづつですが、変化は見られるようです。
冷えがとれてくると、本当にできなかったことができるようになるので不思議です。
▼次回は冷えとり6年の夫、7年の娘の土用の毒出しの総括です。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
茜のほくろのめんげん体験談
ほくろやいぼも冷えとりでは毒出しです。毒が固まっているものと言われていますが、毒が出てしまうとなくなる(薄くなる?)とのこと。
私自身、鼻の下にぽこっと隆起した大きなほくろがあり、洗顔のときに爪をひっかけてえぐってしまいました。出血がひどく、心配だったので皮膚科に行き、抗生剤を塗りましたが、その後、大きなほくろはうすい色のものになり、見た目にほくろがあったようには見えなくなりました。
小さい頃から蓄膿に悩み、冷えとりをするようになって、蓄膿が改善された頃だったので、ほくろ=皮膚からの毒出しだったのかなと思っています。
冷えとり家族のめんげんのおはなしの本を書きました。