玄米はからだにいいというけれど、家族がまずいと食べてくれない...
おいしくないから食べたくない....
玄米はこうやって食べればおいしくなるレシピをご紹介します。
玄米は体にとてもよい食べ物ですが、ぱさぱさしているから嫌われがちです。
そのパサパサを活かしたおいしいチャーハンレシピのご紹介をします。
玄米初心者は、まずは、チャーハン
玄米は、臭くて、美味しくない!固くてパサパサしてて好きじゃない!
たしかに!おっしゃる通りです。
わたしは健康のためにたまに玄米を食べています。じゃあ、いったい身体のどこにいいのか?
お通じによいのです。
なにより食物繊維が豊富。糠(ぬか)が腸の中でゲル状になって、いっさいがっさい一緒に連れていってくれるのです。
だから、腹持ちもよい。満腹感が持続するので、結果、ダイエット効果もあり!だそうです。
女性にとってはいいこと尽くめ。これで、美味しかったら言うことない!…のですが、いかんせん、わたしは好きじゃない。
なので、食べたくないけれど、食べたい。食べたいけれど、美味しくない。
そんな方のための必殺料理!が、
チャーハン
チャーハンはカロリーが高いです。太ります。白米だとね。でも、玄米だったら、少量で満腹感!なんと、経済的。
ちなみに、カロリーは同じですからね。悪しからず。同じお米だし。
では、いきましょう。
玄米の炊き方
2合炊きの場合
常温で、24時間水につけて発芽させます。
だったら、最初から発芽玄米を使えばいいですよね。と、思いがちですが、最初から発芽した玄米は、発芽させるというひと手間がある分、値段が高いのです。
だから、うちでは、値段が安い方を選びました。その分、いい玄米を買ったほうがいいから。
24時間つけていると、ぶくぶくと泡が立つ状態になります。あさりを砂抜きしているときみたいに。ああ、生きてる生きてるって、思わず、顔もほころびますよ。
で、炊飯器で炊くと、今は、玄米モードがあるので簡単ですが、うちでは、お釜で炊きます。
最近人気の、ふたが二重になっているお釜です。
水の量は、白米の場合は ここっていう線があるので、その線よりは少々多めで。
ふたをして火にかけ、ガスで中火で20分。
極弱火で40分。
蒸らし20分で、できあがり。
正直、面倒臭い!
できあがったばかりの玄米は、「ふ〜んいい香り〜」とは、わたしは思いません。逆に苦手なくらいです。
あと、これは、大事。
できれば、玄米を冷やしてから始めてください。
白米ほど、水分が表面に出ないからダマにはなりにくいですが、冷やしてからのほうが、より、パラパラ感が増しますので。
チャーハンをつくりましょう
【材料】
玄米1合。
ニンニクひとかけ、しらす(orちりめんじゃこ)、大根の葉、ピーマン、高菜(実家でつけた高菜をわたしが味付けしたもの)、卵1個。エビ(大きさはお好みで。大きい方が豪華に見えます。高いけど)
できれば、テフロン加工のフライパンを使ってくださいね。楽だから。
刻んだにんにくを炒め、ここにしらすを、もしくはちりめんじゃこを投入。カリッカリッに炒めましょう。
しらす〜 ちりめんじゃこ〜 しらす〜 ちりめんじゃこ〜
ららららら〜
なんと素敵な響きでしょう。しらすとちりめんじゃこ。これほどの名脇役がいましょうか。高菜、えび、いっぱいいますね〜。いますが、この二人。ここで、素晴らしい威力を発揮してくれます。
にんにくとちりめんの香りで玄米臭さを完全にカバーしてくれるのです。
そこに、エビ、大根の葉、ピーマンを投入。ここはササッと炒めて、強火のまま溶き卵投入。ガガガガ〜って調理油を混ぜ込むようにかき混ぜて、火を止めて、玄米投入。同時に、細かく刻んだ高菜投入。もちろん、火を入れたままのほうが本当は良いのですが、ここは、慌てがちなところなので、一旦、気持ちを落ち着かせる意味で火を止める。そんな感じです。
高菜
これも素敵な響きですが、どのご家庭にもあるという食材ではないので、たとえば、
たくあん
あたりを使ってもおもしろいかもしれませんね。
ちなみにこれ、うちの実家で漬けている高菜。
で、これが、わたしが、ごま油でいりこと高菜を炒めて、砂糖と醤油だけで味付けした高菜。
でもって、これが、白いご飯にのっけて食べる場合。美味しそうでしょう。美味しいんです。絶品なんです。
でも、たくあんでも大丈夫。
食感に一体感
では、なぜ、ちりめんにたくあんだったりするのか?
最大の理由は、香りです。玄米が苦手な人は、あの独特の香りが苦手だと思うんです。ちりめんや高菜、たくあんの香りで玄米の香りがかき消される。そういう効果があります。
次に、
食感に一体感を持たせるためです。
玄米は、炒めると、口に入れたとき、よりコリコリした感じが強くなります。たくあんやちりめんなど、歯ごたえのある食材を入れることで、口の中のバランスをよくするのです。大根の葉やピーマンも同じです。だから、野菜は炒めすぎないほうがよいのです。
※好みにもよりますが、玉ねぎを入れたい方もおれらるでしょう。ただ、玉ねぎは水分が大量に出ます。しっかり飛ばさないとベチョベチョになります。どうしても、ネギを使いたいという方は、長ネギのほうがオススメです。わたしは、どちらも絶対にいれません。
エビだけ、ちょっと違いますが、やっぱり、高級感が出ます。ただ、炒めすぎると、硬くなってしまうので、やっぱりプリプリ感をしっかり残したい。エビは特別ですから。玄米、たくあん、ちりめん、高菜、大根の葉なんて、なんとなく地味〜な感じの食材ばかりですので、エビで彩りをよくするというのもあります。
再び火を入れて、あとは、混ぜ混ぜします。しゃもじで混ぜ混ぜでも大丈夫です。
玄米は、白米と違って、ダマになりません。
勝手に、パラパラパラパラしてくれます。
味付けは、味を見ながら塩パッパで十分です。
さあ、食べてみてください。
これは、
- 健康
- ダイエット
- あと、料理できてる感
を、くすぐられるメニューだと思います。
こんなに美味しいんだったら、玄米、もっとアレンジできるかも……。
そういう可能性を感じさせてくれる料理だと思います。
(執筆者:心の冷えとりコーチ 風宏)
風 宏(Kaze Hiroshi)
心の冷えとりコーチ
冷えとり歴13年目。靴下6枚ばき、半身浴20分。最近お酒がやめられるように変化した2015年2月4日より、女性のための問題を解決するブログを開始。2016年9月GCS認定プロフェショナルコーチ資格取得。女性のための心の冷えとりコーチング講座も開催。