こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
冷えとり歴6年の暗中模索で冷えとりをしていた頃のお話です。
冷えとり3年目のときに、突然、大腸の具合が悪くなりました。
この状態になる前に、
親指の爪が二重になって、肉腫ができたり、
急性気管支炎から喘息になったり、
数回のめんげんを乗り越えてきたので、少しは強くなったつもりでいました。
呼吸器と消化器はつながっていることもわかっていたのに・・・
残念ながら、かなり動揺してしまいました。
今日の記事は大腸の毒出しについてです。
大腸が不調という自覚がない
当時、私には胃腸の具合の悪さの自覚はありませんでした。
もりもり食べる事ができたし、フランス料理やイタリア料理も大好きで、外食も多くしていました。
もちろん食後のデザートも欠かせたことはありません。
夜にフルーツも食べたりしていました。
(夜のフルーツは身体を冷やすのに・・・・)
ただ,咳だけはものすごく出て、咳をしながらも食べられる状態のときは食べまくっていました。(やがて、咳でむせて吐いてしまうようになって全く食べれなくなりました)
咳を止めようとして、一日中飴をなめ続け、寝るときも咳を抑えるために飴を口にいれたまま、寝ていました。(すると、飴が少しづつ溶けて、のどがうるおい、咳がおさまりました。その代わり、虫歯が増えることに・・・.。それに砂糖は身体を冷やすのに逆効果のことをしていました。)
ところが、あるとき、すき焼きを食べて以来、私の便が人差し指くらいの太さのものしか出なくなったのです。
それが大量に排出される・・・・。
しかも、ものすごくゆるい・・・・。
汚い話ですが、ふいてもふいても拭ききれない・・・・。
ものすごい腐臭が漂う。
残便感がある。
これが三ヶ月続きました。
今から考えると、大腸の具合が相当悪かったのではないかと思います。
呼吸器と消化器は兄弟のようなもので、咳(呼吸器)で毒を出しても出し切れず、消化器をこき使うほど食べていたので、ついに大腸(消化器)から毒を出してやろうと身体が判断したのではないか。
今となっては理解できます。
それまでは、排便に関しての悩みはありませんでした。
便秘もあまりありませんでした。
たくさん食べる方なので、バナナのような形の無臭のものが一日二回排便されるのが日常でした。
また大腸の不調?冷えとり心の毒5000倍×数倍
血便こそありませんでしたが、さすがにこの細い便は心配になってきて、インターネットで検索しまくりました。
(ここで心の毒5000倍でした。心の毒というのは、実際に甘いものを食べるという行為によってたまる身体の毒が1としたら、「また食べてしまった」ことで、”くよくよしたり、うじうじと気に病むこと”のほうがその5000倍の毒をためるということです。つまり身体の毒よりも心の毒の方が質が悪いのです。ですから、不安になることはやめたほうがいいのです。)
すると、急に便が細くなるというのは、大腸がんや大腸ポリープの疑いがあると書いてあり、恐ろしくなり、かかりつけの内科に行きました。
(さらに心の毒5000倍です)
このころは、まだめんげんだから大丈夫とは思えませんでした。
その内科医の話しによると、女性には大腸系のトラブルが多いそうで、
「大腸は眠れる臓器なので、具合が悪くなっても痛くならないし、いざ、痛いとなったときは手遅れが多いので検査をしたほうがいい」
「健康診断で行われる便検査はあまり意味がない。結局、血便だったら内視鏡をいれて、細胞をとらないとどこが悪いのかわからないから、最初から内視鏡を入れて検査することをすすめる」
と、いうことでした。
私は大腸がんだったらどうしよう?と、とても心配になり、内科医から大腸についての説明をうけて、またさらに心の毒5000倍を貯めていました。
そして、内科医に勧められるままに、大腸検査を受ける事に決めました。
初めての大腸検査
大腸検査を受けるにあたって、一週間かけて腸を空にしていかなければならないために、食事制限がありました。
腸に残りやすい菌類や海草類は食べてはいけないし、検査の2、3日前には病院から指定された病院食のみしか食べれませんでした。
当時の私は、毎日フランス料理三昧という贅沢な食生活に慣れていたので、このほとんど絶食状態のような環境は本当に厳しかったです。
しかも、仕事をしていたので、お昼になると他の人がデスクで食べる食事のいいにおいに気が変になりそうになりました。
自分だけ食べられない。
お腹が減ってイライラするし、力は出ないし、本当にと倒れそうでした。
あまりに食事中の香りの中にいるのがつらく、昼休憩には外を散歩しました。
外に出たら出たで、またいい香りが漂ってくるのでつらかったですが・・・。
そのような中で気がついたことがあります。
人はお腹が減っても意外と耐えられる。
私はやせていたので食べないと身体に悪いと言われ続けて、無理に食べ続けてきました。
このとき2〜3日食べなくても、ただふらふらになるだけで、身体に悪い事はなく、咳もあまり出なくなったり、むしろ身体が軽くなりました。食べないと便が出ないから食べろと言われ続けて無理して食べていた苦痛もありません。食べないから出ないだろうと心配していた便秘も起こりませんでした。さらに驚いたのは、食べていないにもかかわらず、私の身体の中にこんなにもまだ便があったのかというくらい便がでて、とてもすっきりしました。
それに空腹もある限界点を越えると、なにも感じなくなってしまうことがわかりました。
しかも、ほとんど絶食をしているときには、普通の便に戻っていましたので、検査をやめようかと思ったくらいです。
大腸検査前日夜には、便をさらに出しやすくする薬を飲み、当日は朝の8時まで水のみでした。
(ここで朝飲む水分が水か白湯なんて!とへこたれそうになりました。ずっと朝は牛乳たっぷりのミルクティを飲んできた私にとって、味のない飲み物は本当に信じられないことでした。牛乳も身体を冷やす食品だというのに必ず摂っていました。)
病院で2リットルくらいの下剤をゆっくりと時間をかけて飲み、便をすべて出し切り、そこでようやく内視鏡を入れて検査します。
内視鏡検査自体はそんなに大変ではありません。それよりも大変なのは、一週間の減食と体内の便だしでした。 (心が強くないと本当にへこたれそうでした。)
下剤を1リットル飲んだところで、はじめは便意をまったく感じることがなく、本当に便は出るのだろうかという不安が募りました。だんだん下剤のせいでお腹がガボガボになってきて、苦しいのにさらに下剤を飲み続けなければならないのが苦行のようでした。
便が出きり、最終チェックをクリアすると(お尻から便の混じらない下剤の色の水が出て初めてOKがでます)、いよいよ内視鏡をいれます。
待合室で自分の番を待っていると、年配の男性が、
「あなたはどこが悪いの?」
と、うれしそうに聞いてきます。
「自分は大腸ポリープが去年5個もできていて、1年後の再検査なんだ。そのときはレーザーで切った」
「検査は痛くないから大丈夫」
などと、話しかけてきます。
下剤を飲むという行為を達成すると、その場にいた患者はなんとなく同志のような感覚になってくるのもわかる気がしました。
大腸検査の結果
内視鏡は年配の男性が言うように痛くないわけはありませんでした。
むしろ,痛くて先生に
痛い!
と、叫ぶこと数回。
あまりの痛さに
「痛くないって聞いたんですけれど・・・」
と、先生に抗議してしまうほど痛かったです。
「女性は男性に比べて、小柄で内臓がつまってるから、内視鏡をいれると痛いんですよ。それにあなたはやせていて身体の容量がないから痛く感じるのですよ。」
大腸のカーブごとに内視鏡が通ると、痛くて涙がでました。
先生は楽しそうに、
「もうすぐ小腸の出口あたりですからね〜」
と、教えてくれたり、
「なんだ〜。なにもないじゃん。」
と、つい本音が現れることもしばしば。
結局、なんの異常もありませんでした。
それなのに便は細く出るのです。
(これはあとからわかったことですが、めんげんで起こる不調には原因がわからないことが多いのです。すぐに原因や病名を知りたいという人には耐えられないかもしれませんね)
病院では、ストレスではないかと言われ、便がゆるいのであれば、ビオフェルミンを1ヶ月処方するので、様子を見てまた不調があれば来てくださいと言われておしまいになりました。 (結局、この検査後、ぴたりともとの便に戻ってしまうことになり、ビオフェルミンは飲みきりませんでした。)
私は原因が不明で納得がいきませんでした。(今から考えれば,毎日のフランス料理と酒びたりの日々に私の胃腸は悲鳴をあげた結果が、細い便だったのかもしれませんね)
今回は、大腸がん=死のイメージが、私を恐怖に陥れさせ、めんげんであるとは思えずに、自ら医者に行ったのですが、
体調的には、細い便でも、血がつくこともなく、ただ自分が気持ちが悪いだけでした。
いつもと違うという違和感だけです。
そしてこういうとき、いつもだったら、家族をはじめ周りの人は病院へ行けと強くすすめてくるのですが、
そんなことで病院にいくなんて、神経質!
と、逆に病院に行くことを非難されていました。
たぶん、私の見た目が健康そのものに見えたから、そんな発言があったのかもしれません。
検査が終わると、さきほどの年配の男性はしょんぼりしていました。
大腸に悪性かもしれないポリープがあったそうで、検査のために即入院だそうです。
彼の顔色を見てみると、土気色をしていました。かなり体調が悪いのでしょう。
受付で会計を待っていると、横に座った母親くらいの年代の女性患者が話しかけてきました。
「終わったら何食べます?私はそれが楽しみで♡ 私はこのあとケーキを食べにいきますよ」
私は何を食べたいとかあまり思いませんでした。
ただ二度と大腸検査は嫌だし、便が細くなって気持ち悪くなるのもいや。
そうならないように、これからは健康について考えて生きていくことにしようと決意しました。
検査をやって良かった点があるとしたら、大腸が一時的にすべてを出し切り、内臓がからっぽになり、生まれたときと同じ状態になったことでした。
これ以来、便が細くなる事もなくなりました。
家に帰って、久しぶりに食べた固形物のお米とお味噌汁のなんとおいしかったこと!
それがわかっただけでも十分でした。
そして冷えとり10年目の今もまだ大腸の毒だしは続いています。
7年目にはオナラやガスが溜まりました。
現在は、細くものすごく臭い便が出ます。
そして、これが3年続いています。
私はそれでも不調も起こらず元気に過ごせています。
めんげんなのでしょうね、きっと。
現在冷えとり12年になろうとしていますが、いまだに大腸の毒出しが続いています。便はゆるめから、形はバナナ便まで戻りました。ところが、ニオイはいまだに猛烈なにおいがします。歯茎が腫れているときは、便は快調でしたから、歯茎から大腸の毒出しができていたのだと思いますが、歯茎を治療してからまた大腸が快適とは言えない状態が続いています。ゆるやかな毒出しなので、苦しくはない状況です。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
冷えとり豆知識
- いろいろな病気を発症しても、本人が気にならなければ,毒だしです。
顔色がよければ、大丈夫です。 - 顔色が青かったり,白かったり、赤かったりという極端な色の場合は迷わず病院へ行きましょう。無理して病院に行かないということを絶対にしないこと。
くよくよと心配するくらいならば、病院に行って納得するほうが、心の毒は貯めなくても済みます。 - 「原因がわからないな?なぜだろう?」と医者が言うときは、たいていめんげんです。
気にしないこと。あなたを健康にする好転反応です。
苦しい時にはぜひこちらをご覧くださいね。