こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane
いつもご訪問いただき、本当にありがとうございます。
冷えとりのめんげんは、まず足の指や爪水虫から始まり、冷えとり2年目に花粉症が改善されるという成功体験をしました。
猛烈な痛みを伴うめんげんも体験しました。
いくつか乗り越えてきた結果、夫は西洋医学信奉者でしたが、少しづつ自然治癒力を信じるようになり、自分の力を信じられるようになってきたのです。
しかし、そう思った頃に、必ず夫を試すように、またものすごいめんげんが襲ってきて、へとへとになっているのも事実です。
冷えとりをやってみようという気になった夫に次に起こっためんげんは、冷えとり4年目の咳のめんげんでした。
夫婦に共通する咳のひどいめんげん
子供が生まれ、保育園に通うようになり、子供が保育園でうつされた風邪に私たちも感染するようになりました。
子供は、若く、元気もいっぱいなので、すぐ治ります。
(2〜3日で完治)
しかし、高齢の私たちは、うつされた風邪が治る前に、子供がまた次の風邪の菌を家に運んできて、また新しい菌が身体にはいってきて、1年中風邪をひくことになってしまいました。
(保育園の通い始めの1年目はずっと風邪をひいていて、快調というときがありませんでした)
鼻風邪のような軽い風邪ではありません。
高熱(大人になってから38℃以上の発熱)を伴う風邪や、咳が止まらなくなる風邪を何度もひいてきました。
本当に辛くて、少しでも喉が痛くなれば、恐怖のあまりに、予防のために残しておいた抗生物質を飲んでしまうという始末です。
(*詳しくは「冷えとり 次のめんげんは呼吸器」「冷えとりとめんげん 呼吸器と消化器はつながっている」をご覧くださいませ)
私の場合は、咳が止まらず気管支ぜん息のような感じにまでなってしまい、一度息ができなくなるくらいのひどい発作が起こって、それからは咳のでる風邪はひかなくなりました。
これも、冷えとりをや始めて1年くらいした頃に突然そのようなひどい発作が起こりました。
もしかしたら、めんげんだったのかもしれません。
そのひどい発作が起こって以来、喉が痛くても、半身浴を1〜2時間して、痰をぺっぺっと吐き出しながら、2〜3日過ごすと治るようになりました。
(汚い話しで申し訳ありません)
不思議と半身浴していると、痰が猛烈にでてきます。
(唾液も猛烈にでてきます)
喘息の発作は、痰が気管支に絡まりつき、気道が狭くなってしまって、一度取り入れた空気が痰のせいで、出し切れないために起こると耳鼻科の先生から聞きました。
だから、その空気を出し切るか、痰を出し切れば楽になるのです。
私の咳の発作のめんげんは、冷えとりを始めて半年ほど経った頃に起こりました。
(最後の一番ひどいものは1年経ったころでした)
同じ頃、夫も同じ風邪に感染していましたが、夫はそこまでひどくなることはなく、抗生物質を2〜3日飲めば、元通りになっていました。
自然治癒力があったのか?
あるいは、まだ毒出しをしていなかったから?
(この頃はまだ夫は冷えとりに見向きもしていませんでした)
思い出してみると、この頃は、夫が料理にとても凝っていて、家で毎日フレンチのようなこってりとしたものを作ってくれていましたので、食べ過ぎだったのかもしれません。
呼吸器と消化器はつながっていますから、消化器の毒が咳として現れていたのかもしれません。
私はもともと消化器が弱く、太れない。食べ過ぎると下痢する。
夫は消化器が強く、どちらかといえば、便秘傾向で食べ過ぎると太る。
真逆の夫婦でした。
冷えとり五臓の相関図から咳を考える
私が咳発作が起きているときに、本当に夫は冷たかったです。
咳がとめどもなく、でてきて、咳き込んでいると、
うるさい!
眠れない!
リビングに行って、寝て!
そう言われました。
私もうるさいと言われると、咳をするにも気をつかって止めてしまうことも多かったので、夫と離れて寝るほうが気が楽だったし、思い切り咳も出せて、好都合でしたけれどね〜。
身体からでるものは止めてはいけないのです!
咳がでているときは、ごほごほ咳をするのがいいのです!
ここで、五臓の親子関係をみて、検証してみましょう。
五臓の相関図というものがあり、人は五臓六腑(臓がつく臓器は5つあります)のうちのひとつでもだめになると命を失うことになるそうです。
だから、そうならないように毒を他のものに肩代わりさせて、生きることを続けます。
臓がついているものの横に同じグループに他の臓器があります。(例 腎臓 膀胱)
夫の場合で説明してみましょう。
夫は現在、集中的に腎臓の毒がでています。
しかし、腎臓がだめになってしまうと身体の不要物を排出できなくなり、生きることができなくなります。
ですから、同じグループの膀胱に肩代わりさせます(痛風や尿路結石などの症状を出します)
また、夫は肝臓もあまり強くなく、持病もあります。
腎臓は肝臓の親にあたりますので、子供である肝臓の毒を肩代わりしなければなりません。(実生活でも親は子の面倒をみて責任をとりますよね?そういう感じです)
腎臓の親に当たるのが肺(臓)です。
肺は腎臓の親なので、腎臓の毒を肩代わりします。
このように、臓器はつながりがあります。
ですから、冷えとりでは西洋医学のように患部を部分的に診るのではなく、東洋医学のように患部を治癒するためには、全体的を考える必要性があるのです。
このことを頭にいれて、読み進んでください。
ついに、夫にも咳喘息のめんげんが!
それまで、夫は咳の風邪を私と同じく子供からうつされていました。
私は薬を飲んでもまったく治らず、1年間は咳がない日はないという日々を過ごしました。
夫は薬を飲めば、2〜3日で回復してしまい、喉が痛かったり、咳が少しでもでれば、その辛さから逃れるためにすぐに耳鼻科に行きました。(まだ夫が冷えとりをしていなかった頃の話しです)
咳が出ると、眠れないから咳止めを飲んだり、ステロイド入りの吸入をして、即座に炎症をおさえていました。
私と同じ回数は咳の風邪をひいていましたから、その蓄積は凄まじいものがあったのではないでしょうか?
ところが、冷えとりを始めて4年目の2015年の初夏の頃です。
いまだに、夫は、あのときは、流行っていた咳の風邪をひいたんだと言い張っていますが、めんげんではなかったのかと私は思っています。
私は、夫が咳を出しまくっていても全く感染しませんでした。
子供もです。
ということは、風邪ではなかったのではないか?そう思うのです。
2015年の五月頃、喉が赤くなり、咳がひどく出て、声がかすれてでなくなる風邪を、仕事先の周りの人がほとんどひいていて、それがうつったんだと夫は言います。
咳が長く続きました。
それは私がひどい咳ぜん息になったときと同じような症状でした。
ごほごほ咳がでて、ろっ骨が折れるくらいの咳込みが続きます。
抗生物質も咳止めもステロイド吸入も効きません。
そのピークは6月に旅行に行った先で起こりました。
もう、なにをしても咳がとまらないのです。
会話しても、咳が会話の途中に止められずでてくるし、何かを食べたり、飲んだりしていても、咳は自分の意志とは関係がなく、ごほごほと出てきます。(食べ物も咳と一緒にでてきてしまいます)
さすがに、食べることが大好きな彼も、宿でのお酒はやめました。(これはものすごい進歩です)
料理は旅館で出されたごちそうを食べました(ここは譲れなかったようです)
温泉にはいっても、咳はとまらず、どんどんひどくなっていきます。
次の日は山を登ることになっていましたが、無理かもしれないと初めて弱音をはきました。
ついに、マッサージの人を呼ぶ!と言い出し、マッサージしてもらいました。
その方が帰って、眠る時間になって、咳はピークに達し、ひどく、本当につらそうでした。
夫が咳がうるさくて眠れなかったらごめんねと言って、隣の部屋のソファーで寝ようとするので、
「気にならないから、布団で寝れば?」と言いました。
「私の咳がひどいときに、うるさい!寝室から出て行ってとあなたは言ったけれど、私は気にしないし、咳はどんどんしたほうがいいから止めないで咳をしてね」
こう言うと、彼は以前の自分のしたことを猛省したようでした。
身体からでるものは止めてはいけないのです。
ださなければ、このようにめんげんという形となって、猛烈な力を蓄えて自分に返ってきます。
夫の希望で、咳を気にしないで出したいから、隣のソファで寝るということになりました。
夜の間、ずっと咳をしていました。
翌朝。
まだ咳は残っていましたが、昨晩よりは全然楽になっているから、山登りはできるということで予定通りの行程となりました。
マッサージが効いたのか、めんげんだったのか、わかりません。
冷えとりを始めると、こういうことが起こりますし、自分でも何回か体験していくうちに強くなってきます。
進藤幸恵さんが「越えられないめんげんは起きない」と言っておられる意味がよくわかります。
そして、夫の咳は知らないうちになくなっていきました。
もちろん、薬も飲むこともなく、です。
(旅行先だったということもあって、病院に行けない環境にいたのが良かったのかもしれませんね)
この話しには後日談があります。
この咳のめんげんの半年後に山形のくらげ水族館に家族で出かけました。
水族館の駐車場に車を停めて、日本海の空気を胸いっぱいに吸い込んだ時です!
夫にあの咳ぜん息の発作がまた襲ってきました。(このときは風邪はひいていませんでした)
夫はパニックに陥り、またあのときと同じ状況になったら、どうしよう?とおたおたし始めました。
とりあえず、マスクをして水族館の中で過ごしました。
たぶん、海沿いの潮風が館の中にもたくさん吹いていたのでしょう。
突然、喉の奥から大きな咳とともに、真っ黄色の固まりの痰が出てきました。
それで、咳はでなくなりました。
あれは、なんだったんでしょう?
これから、旅館でごちそうを食べる夫に、身体からの食べるな!警告だったのでしょうか?
もちろん、喉元を過ぎてしまえば、おいしく山形牛もお刺身も日本酒もいただいていましたけれど、ね・・・。
余談ですが、子供はアトピーなのですが、この海の潮風のおかげで、季節の変わり目にでていたアトピー症状がすっかり消えてしまいました。
友達が、アトピーには海の空気がいいから連れて行くといいよと言っていたことを思い出しました。
あれは本当なんだ!
アトピーは皮膚=呼吸器です。
呼吸器が強くなると、肌も強くなるのですね・・・・。
自然の力は偉大なんだなと考えさせられる旅になりました。
こうして夫は少しずつですが、薬から離れていけるようにまで成長いたしました。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
冷えとり豆知識
- 咳が苦しいときは、身体が温まるときです。お風呂に入ったり、お布団に入ると猛烈に咳がでます。
身体が温まると、毒出しができます。
咳はどんどん出しましょう。
でも、咳のし過ぎが体力を消耗します。
そんなときは、口をすぼめて、息をゆっくり吐き出すと、少し楽になります。
試してみてくださいね。 - 人は自分が辛い目に遭わないとその痛みがわかりません。
もし、パートナーにひどいことを言われても、同じ症状があったときに「あのときは本当に辛かったんだよ」と伝えれば、よく理解できるようです。
私も咳喘息の発作のときに夫にうるさいといわれたことを同じ症状を起こしているときに夫に伝えたら、よ〜くわかったようです。
そんな家族の冷えとりバトルの本がでました。