子供の冷えとり(風音) PR

最高に楽しく自分で決める!中学受験の反省から始まった中学受験ブログ

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昨年娘の中学受験が終わりました。

中学受験は子供が小学生の頃に始まります。大学受験の時と違って、小学生の子供が自分の意志で志望校と決定できるのでしょうか?親との密接な関係に疲れて、ダメになる子も多くいます。

子供の勉強のことになると私も熱くなり、怒鳴ったりしてしまった悪い親でした。

今日の記事は2018年の子供の中学受験を振り返るとともに、昨年冷静でいられなかった私の反省を踏まえて始めた中学受験ブログをご紹介したいと思います。

周りが中学受験をするから自分もやりたいと言い出す

私も奥さんも、普通に公立中学校、高校受験して公立高校。1浪して私立大学という経歴なので、中学受験のことは全くわかりません。

「中学受験やりたい!」

と、娘が5年生の夏頃に言い出した時には、

「へ?」

と、いう感じでした。

でも、今では、わたしたち夫婦にも受験生の親としての自覚が芽生え、

生活の全てが受験中心になっております。

とはいえ、親として、

「少しは休めば?」

と、言ってしまうと、子供だから本当に休んでしまうので、

それがいいのか?悪いのか?

で、また悩む。

難しいんです。わたしにも奥さんにも経験値がないので。

中学受験!本当にその受験校でいいの?

   あなたの娘は本当に自分のために、

  その中学校に行きたいと思っていますか?

 子供の本心は本当にわかりません。

 おそらく、子供本人もわかってない。

 じゃあ、一体、誰の本心なのか?

 親の本心なのか?

 でも、それが子供本心だったりしないか?

 って、

 それでいいのか?

 「それでもいいと思います。所詮、小学生です。子供なのです。志望校を親が決めてあげることは決してダメではありません」

塾の先生は、そう仰います。

受験に成功した親御さんでも、そのようなご意見の方はたくさんおられるでしょう。

 わたしには、この後に及んでも、わかりませんでした。

 でもでも、最近、気づいたんです。

  それを教えてくれたのが、娘の表情でした。

 そもそも娘が中学受験を始めたきっかけは、

「○○ちゃんと同じ中学校に行きたい」

 でした。

 娘の小学校は公立小学校ですが、とても仲の良い女の子がものすごーく頭の良い子で、中学受験をするというので、自分もやりたいと言い出しました。

 勉強をするのはとてもいいことなので、

「いいよいいよ。やりなやりな」

 と、わたしたち親も彼女の意思を尊重します。

 娘は勉強好きではありませんが、もともと算数がとても得意だったので、すぐに勉強をする環境に慣れて行きました。

 そして、夏休み前あたり、いよいよ受験勉強が本格化する中で、娘の受験校も3〜5校に絞られて来ます。

その中にはお友達のいくA中学校も入っていました。

もちろん、全然合格には程遠いところにある学校なので、

娘にとっては憧れの学校。

「受からなくてもいいから記念にどうしても受けたい」

娘はそう言ってました。

「記念になんて言っている時点で絶対に受からないし、記念で受けるなんて余裕はあなたにはないよ。だったら本気でそこを目指そうよ」

わたしも奥さんも塾の先生もそう言って、

彼女のやる気を本気にするべく、あの手この手で、

「A中学校が憧れなんかじゃない。目標なんだ」

と、娘に言ってました。

そのうち、娘もその気になって、本気でA中学校に行きたいと考えるようになりました。

秋のシーズン。

候補の学校の文化祭を見て回りました。

娘の心境に変化が起こりました。

B校とC校を大変気に入ったのです。

娘はとても興奮し、

「すごい。みんなものすごく楽しそう。いいな〜。こんな学校に入りたいな〜」

いただいた文化祭のパンフレットをなんどもなんども開いては笑顔であふれていました。

わたしと奥さんは、娘にはB校の校風がとても合っていると思い、塾の先生に相談しました。

「じゃあ第一志望はあくまでA校。第二志望はB。第三志望はCということにしておきましょう。最終的な判断は直前でもできますから」

ただ、と、先生は今までの経験値からの意見も忘れません。

「今、B校を第一志望にしてしまうと、それよりも偏差値の高いA校の合格は難しくなります。直前までA校を目指すという形が理想です」

「わかりました」

その話を伝えると、娘も、

「わかった。頑張る!」

娘はその後もしっかり頑張って、なんとなくA校の背中が見えるところまで伸びてくれました。

「このペースで伸びれば、可能性は全然ありますよ。もう記念とか憧れというレベルではありません」

「らしいよ」

娘にそう伝えると、意外な答えが、

「そんなことないよ。○○ちゃんが受験する中学校だよ。わたしが受かるはずないよ。わたしは記念受験したいだけだから」

「受かっても行かないの?」

「受かったらもちろん行くよ。当たり前じゃん」

そうだよね〜・・・・」

本当にA校を中学受験したいのか

それから、塾では、A校に向けての勉強が本格化して来ました。

学校によって受験の傾向が違うので、その学校に向けての専門の勉強を教わるのです。

塾で娘が一番信頼する先生が、

「A校に受かるために頑張ろう!」

その学校のための模試もたくさん受けます。

すると、〇〇ちゃんと模試で会ったりします。

そのうち、娘がA校を受けるという噂が学校の女の子の間で出始めたそうなのです。

「〇〇ちゃんに『A校受けるんでしょう?頑張ろうね』って言われた」

「なんて答えたの?」

「まだわかんないって言っといた」

 そのあたりから、なんとなく元気がないな〜と。

 娘に聞きました。

「一番行きたい学校はどこなの?」

「ん〜。B校かな〜」

「じゃあA,B,両方受かったらどっちに行くの?」

「Aだよ」

「なんでAなの?」

「だってAは憧れだから。あそこはわたしの中で別格なんだよ」

「Aを受けないって選択肢はないの?」

「塾の先生は絶対に受けるべきだって。可能性があるんだからって」

「自分ではどうなの?受けたいの?」

「受けたいよ」

「行きたいの?」

「受かったら行きたいよ」

「一番行きたいのはどこなの?」

「・・・・Bかな〜」

「だったらA受けるのやめたら?」

「Aは受けたいんだよ。どうしても」

「そうなんだ・・・・」

でも、わたしも奥さんも腑に落ちない。

言葉じゃないんですよね。

感覚なんですよね。

親として、子供と12年間接していて、

何かわからないけど、何かが引っかかる違和感のようなもの。

それが、何か?

おそらく、

塾の先生の、

「A校に向けて頑張ろう」

と、いう言葉と、

〇〇ちゃんの、

「一緒に頑張ろうね」

と、いう言葉。

そして、娘の、

「当然じゃん」

わたしたちの、

「そうだよね〜」

それから、わたしは、意識的に定期的に塾の先生と、〇〇ちゃんのことを娘に聞きました。

「今日は先生とどんな話をしたの?」

「〇〇ちゃんと受験の話したの?」

すると、娘の反応がやはり、少し元気がない。

どうしてだろう?

そこで、行き着いた答えが、

本当にA校に行きたのだろうか?

もしかして、〇〇ちゃんや塾の先生の期待がプレッシャーになっているのではないか?

周りの期待と自分の希望がごちゃ混ぜになっているのではないか?

本当はA校に行きたいなんて思っていないんじゃないか?そのこと自体に本人が気づいてないのではないか?

B校に受かるためにはA校を目指さなくてはならない。という戦略が娘には理解できない。だから、混乱しているのではないか?

本当はB校に行きたくて、B校だけに絞ってB校を目指した勉強がしたいのに。

事実、娘は、

「一番行きたいのB校」

だと、自己主張しているのに。

もしかして、わたしたちと周りが、A校に誘導しているのでは?

そして、塾とわたしたち夫婦で面談を行って、

本人の意思、本心は?

と、いうテーマで話し合いました。

本番2ヶ月前でもあるので、志望校も絞らなければなりません。

結果、

第一志望はB

第二志望はC

Aは受けない。

という結論になりました。

もちろん、これは塾と親の意思なので、

本人に確認をとります。

最優先は本人の本心。

ここだけはブレてはダメです。

そのことを娘に伝えました。

「どう思う?」

「うん!それでいい!」

「でも、まだ現段階で決めたことだから、直前まで決める必要はないんだけどね。ただ、Aの模試ももう受けないよ。Bメインで行くから」

「うん!わかった!」

 表情がパッと明るくなりました。

 でも、まだわたしは正直、娘の本心がわかりません。

周りを気にしてA校を中学受験しようとしていた

 その夜、娘はお風呂の中で、ものすごい大声で歌を歌っていました。

「お風呂で歌うのを久しぶりに聞いたね」

奥さんにそう言うと、

「さっき、ボソッとわたしに言ったんだよね」

「なんて?」

「『これでやっと〇〇ちゃんにA校は受けないよって言える』って。そのあと、『でも塾の先生がっかりしないかな〜?』って」

「そうか〜」

その翌日から、娘はまるで見違えるように元気になりました。

勉強量はむしろ増え、夜も倒れるように寝るなんてこともなく、

先日も、

「泣いても笑ってもあと2ヶ月だね」

そう娘に言うと、

「パパ、ここからが本当の勝負だよ」

そういって、親指を立てたのでした。

なんだよ。だったら最初からA校受けるなんて言わなきゃよかったのに・・・・。

でも、娘はまだ子供。

何が本当の望みなのか?自分の本心がどこにあるか?

が、はっきりと自覚できない。

自覚できなくても、

本心は必ず心のどこかにある。

その引き出しがわからない。

それを探してあげるのが、親の勤めなんだな。

そう感じたのでした。

わたしたちのやったことは間違いかもしれない。

でも、

この期に及んで、楽しそうに勉強ができている娘の姿が見られると言うのは、

親として、これほど頼もしいことはないのであります。

そして、最終的に娘は第一志望校には行けませんでしたが、第二志望で楽しい中学生活を送っています。

第二志望だって、自分で決めて、自分の力で勝ち取った素敵な学校ですから....。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

(執筆者:心の冷えとりコーチ 風宏)

風宏は自分の反省も踏まえて、子供の中学受験のブログを始めました。よろしければどうぞご覧くださいませ。

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