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心と体の冷えとり_働く女性の悩み、主婦の問題、ママ友、嫁姑とのトラブルを解決する話  by風宏(心の冷えとり)&風茜(体の冷えとり)

05-23育児 コミュニケーションスクール

子育て論11 〜10歳までの子育て論まとめ〜

投稿日:2016年12月17日 更新日:


子供は大人をなめますよ

 

わたしは音に、小さい頃から口癖のように言っている言葉があります。

「音ちゃん、相手がどんな大人の人でも、大人を決してなめるような態度をとってはダメだよ。大人の人には必ず敬意を持って接するように。わかった?」

これは、本当に小さいころからずっと言って聞かせている言葉です。

当たり前のことだから、「どうして?」とは、聞いてこないけれど、

「保育園の先生でもお友達のパパでも、ものすごく優しい大人の人ってたくさんいるでしょう?」

「うん、いる。◯◯ちゃんのパパとか」

「そうそう。そういう優しい先生と遊んだり、そういうパパと話していると、気が付いたら乱暴な言葉を使っていることってない?あるでしょ?たとえば、バカー!とか、うるせー!とか」

「音ちゃんはないけど〜、そういう悪い言葉を使ってる男の子はいる」

「でしょー?音ちゃんもそういうこと言ってみたいって思ったことない?」

「あるあるー」

「だよね。でも、それって、とっても失礼なことだよね。それわかるよね」

「わかるー」

「でも、ついつい調子に乗ってそういう言葉を使ってしまったり、いけない態度を取ってしまうことってたくさんあるんだよ。でもね、大人は、だからといって、ちゃんと注意してくれる人ばかりじゃないから、自分で気をつけないとね」

「先生は注意してくれるよ」

「先生はね。でも、お友達のパパは注意してくれる?」

「◯◯ちゃんのパパは『おまえら、なんだその言葉は!」とか言うよ。とってもおもしろいよ」

「そうか。でも、それじゃあ、男の子はもっと調子に乗って言うでしょ?」

「言う言う。もっと集まってみんなで言ってる。バカー!って。そしたら、追いかけてくるの」

「だよね。言っても大丈夫ってみんな思っちゃうんだよね。ふざけて叱っちゃあダメなんだな。それじゃあダメなんだ。パパは、音ちゃんのお友達にも本気で叱ってるよ。見たことあるでしょう?」

「あるある。怖いときのパパと同じだと思った」

「ダメなことはダメってはっきり言ってくれる大人の人、最近、少ないんだよ。でもね、大人が言わないからって調子に乗ったらダメなんだよ。ダメなものはダメ。いけないことはいけない。自分で気付かなきゃいけないんだよ」

「そうかー。わかったー」

 

この会話を何度も何度も繰り返ししてきました。

その度に、音は、

「わかったー」「わかりましたー」

と、言いますが、さて、実際はどうでしょう?

本当に、大人の人に対して生意気な態度をとっていないでしょうか?

 

答えは、

子供は、大丈夫だと思えば、いとも簡単に、大人に対して生意気な態度をとります。

 

言うまでもありませんが、

それは、子供が悪いのではありませんよね。

 

大人の優柔不断な態度が悪いのです。

 

子供に対して、はっきりものを言えなくなった大人の責任です。

 

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子供たちがチョー怖すぎる…

 

しっかり本気で叱ると子供は喜ぶ

 

わたしは、現在でも、目の前で子供のいけない態度を見てしまったら、知らない子でも本気で叱ることを心がけています。もちろん、時と場合によりますよ。最近では、親が一緒にいるのにコンビニで騒ぐ子供の姿というのは少なくなった気がしますが、ちょっと前まではたくさんいました。

そういう子供たちに、

「シー!」

て、言って人差し指を自分の口に持っていくと、大抵静かになります。その後、チラチラとこちらを見ますが、ニコッと笑ってあげると、とっても嬉しそうに笑って返してくれます。

 

音が保育園時代もそうでした。

乱暴な男の子はたくさんいます。上の子が下の子をいじめるなんて光景は日常茶飯事でした。

そういう子には、よく、

「こら!ちょっとこっち来い。なんで、あんなことするんだ?」

一応、その子の言い分を聞いて、「じゃあ、謝りなさい。おじさんも一緒にいくから」そう言って謝らせてあげて、

「できるじゃん。そっちのほうがかっこいいよ。ちゃんと謝れる男のほうがかっこいいって」

そう言って笑ってあげると、翌日には、その子からわたしに近づいて来たりします。

 

ある時、クリスマスイブの前日。なにかと問題を起こす6歳の男の子が3、4歳の女の子のグループに乱暴になにやら叫んでいました。女の子は二人ぐらい泣いていました。それでも、男の子は激しく女の子たちになにか言っています。近づいてみると、

「バカじゃねえの、おまえら。だから、サンタなんていねえんだよ!」

「いるもん!ぜったいにいるもん!」

「いねえっつってんだろ!だったら証拠見せてみろよ!あんなんウソなんだよ。おまえら騙されてんだよ!」

「ウワ〜ン!」

確かに騙されているのは事実だけども…それを言っちゃーお終いですよ、お兄さん。

わたしは、その子と口をきいたことはなかったけれど、後ろから聞いていて思わず、こう言いました。

「だったら、いない証拠を見せろよ」

そう言うと、男の子は立ち上がり、ツカツカと向かってきて、

「おまえら大人が騙してんじゃねえか!おまえらがウソついてんじゃねえか!」

そう言うのです。確かにそうだけども…。

「ちょっと、こっち来い。ちょっと話そう」

男の子は、目を血走らせてついてきます。

「おじさんは風宏って言うんだけど、君の名前はなんて言うんだい?」

「乱太(仮名)」

「乱太はいったい何に怒ってるんだ?なんで、あんな小さな女の子たちにあんな意地悪言うんだ?」

そう言うと、

「だって、本当にいねえじゃんか!いるんだろ?いるんだったら証拠見せろよ!っつってんだよ!」

「いる証拠かあ〜。難しいなあ」

「ほらみろ。結局言えねえじゃねえか」

「だったらいない証拠あるの?」

「だってママがいないって言ったもん。そんなもんいるわけねえだろって。大人が騙してるって。だから、いねえんだよ」

その言葉と表情で、彼の家庭環境がなんとなくですが、わかったような気がしました。

「そうか〜。乱太の家には来ないのか〜サンタ」

「だって、そっちだって来たことねえだろ!」

「うん。確かに来たことはない。でも、いないとは言い切れないんだよ。乱太はUFO見たことある?」

「あるわけねえじゃん」

「俺はあるよ。2回」

「ぜってえウソ!ウソつきじゃん」

「だろ?そうやって人の言ったこと信じないだろ?UFOいない証拠あるのか?でも、残念ながら俺は本当に2回見たんだよ。でも、誰も信じてくれない。みんなウソって言うんだ。でも、本当に見たんだよ。本当に見たから見たとしか言えない。だから、おじさんのところにはサンタは来たことないけど、来たって言ってる子に『ウソだろ?』とは言えない。言ってること、わかるよな?」

「……本当に見たの?」

「見たよ。信じなくてもいいけど、おじさんはウソついてないよ。少なくとも、あれは飛行機じゃない」

そして、2回見たときの詳細を事細かく話して聞かせました。

「……」

彼は黙って聞いていました。

「だから、サンタも本当にいるかもしれないじゃん。自分が見たことないだけで。だから、あんなこと言ったらダメだよ。自分が本気で信じてることを人からウソって言われたら悲しいだろ?おじさんは悲しかったよ。だれも信じてくれなくて。乱太のお母さんも信じてくれないんだろ?悲しかったろ?だから、小さな子にあんなこと言ったんだろ?」

乱太は、突然立ち上がると、そのまま走っていきました。

翌日、保育園に音を迎えに行くと、乱太が近づいてきて、石垣に座っているわたしの横にちょこんと座ってきたのです。そして、なにも言わず手を握ってきました。わたしはビックリして、

「ん?どうした?なんかあったか?」

そう聞くと、首を横に振って、そのまま走っていきました。

 

その後も、彼は相変わらず乱暴者でしたが、わたしの顔を見ると、やたら近づいてくるようになりました。

本気で、子供の話を聞き、本気で自分の話をすると、子供は心を開いてくれます。

 

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ちょっと異常な母と息子の愛

 

”ブレることなく”と、偉そうに言ってますが……

 

わたしは、何度も、

ブレないことが大切

と、書いてきました。

わたし自身、自分の娘に対しては、ブレずに一貫した態度を取り続けている自身があります。

では、他人のお子さんに対してはどうでしょう?

はっきり言って、優柔不断な態度をとることがあります。

その瞬間は、そのことに気がついてないんです。でも、あとで、気がつくんです。そして、

「嗚呼、もう二度とああいう態度はやめよう」

と、後悔と反省をしてそれで終わりですが、そういう態度を取られた子供は、混乱に陥っています。

大人にとっては、一瞬の過ちでも、子供にとっては大きな足跡を残してしまっていることも少なからずあるのです。

 

先日、知人のお宅にお邪魔しました。知人のお宅にはお子さんが3人おられます。一番上が小学校1年生の女の子。次女が4歳。そして、3番目はまだ赤ちゃんです。

次女の女の子がとてもおてんばで、椅子から飛び降りたり、家中を駆けずり回っていました。お母さんが何度も注意します。

それに対し、その子が、

「ブァ〜カ〜!(バカ)」

と、叫んだのです。その言い方がとっても可笑しくて、お酒も入ってすっかりいい気分のわたしは思わず大声を出して笑ってしまいました。お父さんとお母さんが同時に彼女に注意しましたが、その子は、わたしの笑いに気を良くして、その後、何度も何度も、

「ブァ〜カ〜!」

を、連呼していました。その度にご両親が注意しますが、もう止まりません。

(自分の言葉で、大人の人が笑ってくれた)

そのときの子供の気持ちを考えると、おそらくですが、とってもうれしくて、笑ってもらえる感覚が快感になったのでしょう。

わたしにもそういう記憶があります。

大人の笑いというのは、子供にとっては、ものすごい勇気になりますから。

でも、それは、時と場合によるわけで…。

今回のような時と場合で、子供に勇気を与えるようじゃ、絶対にダメですよね。

子供は、

「あれ?バカって言ってもいいんだ。パパとママはダメって言ってるけど、おじさんは喜んでるじゃん。じゃあ、パパとママのいないところで試してみよー」

そう思いますよね。

そのあと、というか、途中で、やばいな〜。不注意だったな〜と、後悔しのたですが、もう遅いのです。子供は、両親に叱られた悲しみや不満から、笑ってもらえた快感に逃げこんでしまったのです。そうなると、子供はその世界から出てきません。

 

わたしの一瞬の不注意が、ご両親と娘さんの間で地道に築き上げてきた厳格なルールを簡単に破ってしまった瞬間でした。

 

このように、

 

大人が意識すらしていない言動で、子供は、いとも簡単にコントロールされてしまうのです。

 

無意識だから仕方ない。ではなく、無意識が一番罪が重い。

 

音はアトピーです。

だから、小さいころから、食べ物には細心の注意を払ってきました。特に奥さんは、音の体には何が良くて何がダメかをずっと調べて、アトピーの症状がほとんど出ない音の身体を作り上げてきたのです。

そんなとき、一年に一度しか会わない、うちの両親が、つまり、じいじとばあばが、

「音ちゃん、ケーキ食べる?」

と、奥さんのいないところで音を誘惑して、

「でも、ママに怒られるから…」

と、ママの言いつけを守ろうとしているのに、

「いいよいいよ一回くらい」

そう言って、食べさせた結果、その晩、全身にジンマシンができて、ぜん息の発作が出て、アレルギー数値が一気に跳ね上がる。なんてことがありました。

もちろん、両親もまさかここまでひどい反応が出るなんて思ってもいませんから、後悔もし、反省もしました。

「もう二度とやらない」

と。しかし、一年後、まったく同じ失敗を繰り返しました。

「ごめんね。本当にごめんね。無意識やったんよ。許してね」

そうなんです。無意識だったのです。

そうなんです。わたしも無意識で笑ったのです。

「無意識だったから仕方がない」

そういう言い訳ができてしまうから、無意識はタチが悪いし、無意識が一番罪が重いのです。

無意識が一番、罪の意識が薄いから、繰り返すのです。

だから、無意識が一番、罪が重いのです。

 

子供が相手なのだから、無意識ではダメなんです。

 

子供は、簡単に壊れてしまう生き物です。

 

「うちは丈夫に強い子に育てたいから、ほったらかしですよ」

そう言えるのは、意識的に、きちんと子供の安全を確保し、子供の成長によい、正しいという確固たる親の強い確信があるからこそ言える言葉だと思います。

 

「子供を育てるのって、そんなに面倒臭いの?」

それを、面倒臭いと感じる方がにとっては、面倒臭いことなのでしょう。

「子供を育てるのに、そんなに覚悟が必要なの?」

それくらいの覚悟がなくて、子供が欲しいと言っているのなら、子供をつくらないほうが賢明でしょう。

 

それくらいの意識、覚悟がなくて、なにが親だ!

 

子供をなめるな!

 

子供に大人をなめるな!と、言いたければ、まず大人がちゃんとしろ!

 

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『愛と追憶の日々』母と娘の長い歴史を描いた名作

 

最後にちょっと、変なエピソード

 

そうは言っても、わたしの子育て歴は、たかだか11年。たった一人の女の子を11年間育てた経験しかありません。

本当に父親としては、まだまだ新参者。やっと末席に加えさせていただいた程度の者です。

 

わたしが、書ける”子育て論”はここまでです。

 

音が生まれたとき、当時、14歳の女の子と12歳の男の子の父親だった同僚に聞いたことがあります。

彼は、わたしより全然年下。上の子は19歳の時の子供でした。

「子育てで一番親が注意しなければいけないことってある?」

それに対し、彼は、

「常に本気を見せることじゃないですか?」

「たとえば?」

「息子はいま中学1年生なんですけど、その時期ってほら、女の子のことしか考えないじゃないですか」

「猿みたいになっちゃう時期だもんね。エッチなことしか考えないよね」

「そうそう。だから、誕生日プレゼントに大量のエロ本を買ってやったんですよ」

「えっ?マジで?それはちょっと…」

「でもね。ああいう本って高いでしょう?でも、欲しいじゃないですか。しかも、今はDVDだからもっとお金がかかるんですよ。だったら、そのお金を親に内緒で捻出しなくちゃいけなくなるでしょう?万引きでもしたら最悪でしょう?だから、『欲しかったら俺に言え。これは、別に恥ずかしいことじゃない。男だったら当たり前だ。でも、お母さんとお姉ちゃんにはぜったいにバレるなよ。ショック受けるから』そう言いました」

わたしは、この言葉に超感動しました。

これ、男親だったらわかると思いますが、普通、できませんよ。そのとき、思ったのです。

「そうか。親になるということは、これくらいの覚悟が必要だってことなのか」

と。

彼の息子さんは、ずっと野球を続け、怪我で野球ができなくなった後も、地域の少年野球の指導を続け、行政から感謝状を受け取り、昨年大学を卒業して地元の高校の教師に採用されました。野球部のコーチもやっています。

それだけ聞いても、彼の子育ては間違っていなかったことがわかります。

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言うまでもなく、父と息子の深い愛

 

音は、わたしたち夫婦が歳をとってからできた子供だったので、わたしたちの友人知人のお子さんは、高校生、大学生、社会人ばかり。幸いにも、周りにたくさんの優れた子育ての見本があるので、ここから先は、わたしが子育ての先輩方からたくさんのことを教わって、実践し、音の子育てに生かして参りたいと思います。

 

わたしが、書いてきたことが正しいのか、間違っているのか。それを判断するのは、これからの音の成長を見守るしかありません。

 

また、1年後?2年後?10年後?に、

”子育て論その後”を書きたいと思います。

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いや〜、このシリーズ長かったニャン

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風茜のプロフィール


風茜のプロフィール

冷えとりコーディネーター。
大学卒業後、美術館学芸員を経て、不況、夫の大病のため、転職を8回経験する。仕事のストレスから体が冷え切っていて、ようやく30代後半で妊娠するも、冷えのため切迫早産しそうになる。子供のアトピーをきっかけに冷えとり健康法を知り、靴下2枚ばきから始める。ずっと体が弱く、入院、手術を繰り返していたが、冷えとりで体質が改善されて、健康を取り戻した。現在冷えとり歴10年目。どんどん体の毒出しが起こり、体の冷えがとれて思う通りの幸せな毎日を送ることができるようになった。現在、靴下8枚ばき、半身浴2時間、1年中湯たんぽをいれ、腹7分を心がけている。アラフィフを機に、冷えとりコーディネーターとして、冷えとりと人との間をつなぐ仕事をしたいと活動を決意。2015年6月より冷えとりブログを開始。