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心と体の冷えとり_働く女性の悩み、主婦の問題、ママ友、嫁姑とのトラブルを解決する話  by風宏(心の冷えとり)&風茜(体の冷えとり)

05-23育児 コミュニケーションスクール

子育て論6 〜約束と嘘と自慢と2〜

投稿日:2016年11月18日 更新日:


自慢

 

自慢は、なぜ、いけないのでしょう?

 

自慢されて良い気持ちになりますか?

 

大勢の中で自慢している人を見て、「ステキ…」って、思いますか?

 

自分に自慢ばかりしてくる友達と一緒にいて楽しいですか?ずっと一緒にいたいと思いますか?

 

5歳のとき、音に、聞いてみました。

「すごいって思うけど、別に嫌じゃないよ。だってそういう話楽しいから」

「たとえばどんな話?」

「ハワイに行った話とか〜、お小遣いたくさんもらってるとか〜、オモチャたくさん持ってるとか〜」

「イヤじゃないんだ?」

「うん!全然いやじゃないよ。だって面白いもん」

「なるほどね……。でもパパは自慢は嫌いだな」

「なんで?」

「パパは音ちゃんみたいに心が広くないから、自慢されると嫌な気持ちになるんだよね。そんな人とは一緒にいたくない」

「へ〜」

「だから、音ちゃんもできれば友達に自慢してほしくないんだよね〜。聞かれたことに答えるのはいいんだけど、それをすごいでしょ〜!っていう感じで話すのはイヤなんだな〜」

「うん!わかったー!」

わかってんだか、わかってないんだか。やっぱりわかってないんだろうな〜。ちょっと難しいかな?

 

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毎年夏にハワイに行くという友達の話を聞いた音ちゃんは、「いつハワイに連れていってくれるの?」「ハワイの前に予行演習で沖縄」と、わたし。

 

自慢について、わたしの考え方を初めて伝えたときは、その程度の会話でした。

だって、子供は自慢をしたい!

新しいおもちゃが手に入ったら、お友達に話したい。海外旅行に行ったら、外国のことを話したい。スネ夫のように。でも、みんながみんな、

「へ〜。うらやましいな〜。また、旅行に行ったら聞かせてね」

と、好意的に聞いているわけではありません。

わたしも最初は、それほど気にはしていませんでした。自慢と言っても、小さな子供のちょっとした自慢ですから。

しかも、本当に小さかったころ、

「パパ〜。音ちゃん、足が速くなったんだよ〜」「ほんと〜。すごいね〜」

「パパ〜。字ぜんぶ(ひらがな)読めるんだよ〜」「すごいじゃん。えらいえらい!」

なんて、会話をさんざんしていた。それも、立派な自慢だし、自慢をすればパパとママが喜ぶのだから、子供は嬉々として自慢をします。親はそれを肯定していたわけですね。

それが、あるときから、

「自慢はいけないよ」

と、言われてしまう。

そりゃ、わけわかんなくなりますよね。

だから、段階を踏んで、

「自慢はよくない」

と、いうことを教えなければいけないのです。

 

娘の自慢話でお友達がショックを受けた瞬間

 

小学1年生のときだったでしょうか。

お父さんの仕事がとっても忙しくて、一年のうち、盆と正月しか帰ってこないというお友達がいました。だから、いつも休日はお母さんとお出かけしている姿をよく見たものです。でも、久しぶりにお父さんが帰ってきて、日曜日に家族全員で歩いている姿を見かけるときは、必ずお父さんと手をつないで、それこそ満面の笑みで歩いている。そんな姿を見かけていました。

だから、わたしと音が休日に手をつないで歩いているときにその子と出くわすと、音には手を振りますが、決してわたしの方を見ようとしない。

ばったり会って、

「こんにちは」

と、わたしが挨拶しても、チョコンと頭を少しだけ動かす程度で、「こんにちは」とは決して言ってくれない。どう思っているかわからないけれど、なんかわたしのことが苦手なのかな?と、いう感じはしていました。

そんなあるときのこと。これから遊園地に行こうとしているとき、その女の子とばったり出くわしました。音は、ダダダーッと走り寄り、

「これからパパと遊園地に行くのー!すっごいすっごい楽しいんだよ!じゃあねー。行ってくるねー」

そう言って、ダダダーッと、こちらに走って戻ってきました。そのときの、お友達の顔が、まったくの無表情。なにを思ったのか全く読み取れない顔をしていたのです。わたしは、少なからずショックを受けました。子供なのに、こんな表情になってしまうのか…。音がこんな表情をしたことなんて見たことがない…。

「音ちゃん、今のなに?自慢してきたの?」

「自慢じゃないよ。教えてあげたの」

「彼女、なんて言ってた?」

「行ってらっしゃいって」

「そう言うしかないよね」

その後、遊園地へ向かう電車の中で、音にパパの感じたことを話しました。

「もし、彼女が今まで一度も遊園地にパパと行ったことがなかったらどう思うかな?いいな?うらやましいな?って思うんじゃないかな。悔しい!って思うかもしれないね。だって、あの子は遊園地に行けないんだもんね。どう思う?」

音は、

「あした会ったら謝る。自慢してゴメンねって」と、言いました。わたしは、

「それは言わなくていいよ。音ちゃんはお友達を傷つけるために言ったんじゃないでしょう?今のはパパがそう思っただけだし、実際にその子がどう思っているかわからないから。もし、その子から『遊園地どうだった?』って聞かれたら、話したらいいんじゃないかな」

そう言うに止めました。

 

次は、2年生のときでした。

音の仲の良いお友達が急性胃腸炎で1週間、学校を休んでいました。

そして、週末の土曜日。

わたしと二人で映画を観に行く約束をしていました。そのあと、カフェでパフェを食べる約束も。二人で自宅を出て駅へ向かって歩いていたとき、駅方面から、その女の子が歩いてきたのです。お父さんと一緒でした。表情に元気がありません。病院の帰りかな?そう思いました。

音は、その子の元にダダダーッと走って行きました。まさか…。

「これからね。パパと映画を観にいくの!そのあとね、カフェでフルーツパフェ食べるんだよ!」

言ったあぁ〜。言ってしまったぁ〜。

「そうか〜。それはよかったね〜」

その子のお父さんがそう言いました。

「◯◯ちゃんは、どこに行ってたの?」

音が聞いています。全然空気を読んでない。

「お腹まだ治らないから病院に行ってきたんだよ」

また、お父さんが答えました。

その瞬間、音はハッとした表情をして、わたしのほうを見たのです。

「じゃあ、さようなら〜」

そう言って、音は走ってわたしのところに戻ってきました。

わたし「わかった?」

音「うん…」

わたし「あれはよくなかったね。急性胃腸炎で休んでいること忘れてたの?」

音「うん。忘れてた」

わたし「そういうことだよ。自慢しちゃダメだって意味、わかった?」

音「うん。反省した。自分がイヤになっちゃう。もう自慢しない」

 

本人は自慢をしたつもりはないけれど

 

さりげなく言った言葉が、とてつもなく相手を傷つける場合もあります。

そういう場合に出くわしたとき、わたしたちは、しっかり伝えられるでしょうか?

なにが正しいのか?

 

2年生のとき、音はお友達の家のクリスマスパーティーに呼ばれました。総勢20名くらい。

夕方、わたしが迎えに行きました。マンションから子供たちがゾロゾロと出てきて、わたしを見つけた音が近づいてきました。すぐ後ろには、音と大の仲良しの呼んでくれた家の子がくっついて立っていました。音はその子に気づいてません。

「楽しかった?」

「うん!楽しかった」

問題は、その次の言葉です。

「でも、すごく狭かった。◯◯ちゃんのお家、すごい狭いんだよ。ビックリした」

その瞬間、すぐ後ろに立っていた彼女は、スーッと音から離れ、自分のお母さんのところに行きました。

やばい…やばいな…この感じ。

「さようなら〜」

みんなと挨拶をして別れ、二人きりになったとき、わたしは音にさっきのことを話しました。そして、

「彼女は、ものすごく傷ついたと思う。だって、みんなが喜ぶことをしたのに、音に自分の家が狭いってバカにされたんだよ。別に音がそう思ったんだから仕方ない。思ったことは別に悪くないさ。でも、あまりに軽率な言葉だったと思うよ。あの場で言う言葉じゃない。あれはひどいとパパは思う。どう思う?」

「すごくひどいと思う。ああ〜。本当に自分がいやだ」

「どうする?」

「戻って謝ってくる」

「そうだね。パパも一緒に行く?」

「一人で行く」

「わかった」

音は、ダッシュで戻っていきました。

 

「自分では気付かないうちに人を傷つけてしまっていることもあるんだよ。今回はパパが気づいたからよかったけど。思っても、すぐに口にしないこと。言うべきことなのかどうか、一度考える。考えてから口にする。そういう気持ちを持つようにしようね」

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本人は良かれと思ってやったことだけど…余計なお世話

 

3年生のときの、授業参観日。

音は、一番後ろの席に座っていました。その隣には、気の小さい男の子。みんなの前で発言することは得意ではありません。

子供たちは、親が来ているということで、かなり張り切っているのがすぐにわかります。明らかにテンションが高いのです。音も例外ではありません。

わたしが教室に入るなり、後ろを向いて手を振って、ニコリと笑います。わたしの隣には、気の小さい男の子の両親も立っていました。挨拶をする程度で、話をしたことはありません。

 

先生が、質問すると、子供たちは一斉に手を挙げます。音も何度も手を挙げ、指されると発言します。隣の男の子は、挙げたいのか自信がないのか、肘を曲げたまま、手が頭の横で上がったり下がったりしているので、先生も気が付きません。

両親が観に来てくれているので、思い切って発言したいけれど、自信がない。そう感じているのかもしれません。

そして、ようやく先生がその子に気づいて指したのです。でも、その子はモジモジしています。先生も、

「いいんだよ、時間がかかってもいいから。思ったことを言ってごらん」

でも、子供たちにしてみればその子のモジモジは毎度のことらしく、焦れてます。そのとき、音が小さい声でその男の子に向かって、こう言ったのです。

「もういいんじゃん」

わたしにはそう聞こえました。おそらく、その男の子にもそう聞こえたのでしょう。その子は、手を下げて、首を横に振りました。「言いたいことはありません」そういう意味なのでしょう。先生は、

「いいの?言わなくていいの?」

その子は、今度はウンウンとうなづきました。わたしは、隣にいる彼の両親の顔を見ることができませんでした。

 

帰宅した音に、わたしは聞きました。

「音ちゃん、あれ、どういう意味だったの?」

「なにが?」

「隣の子に、『もういいんじゃん』って」

「あれは、先生が時間をかけていいって言ったから、『慌てなくてゆっくりでいいんじゃん』って意味で言ったんだよ」

「でも、男の子は発言するの止めたよね。どう思った?」

「止めるんだって思った」

「パパ、なにを言おうとしているかわかる?」

「…わからない」

「あの子は、音が、『もういいんじゃん』って言ったから発言するの止めたんだよ。気づかなかった?」

「気づかなかった…」

「本当?」

「うん…」

「本当は、『発言するの、もう止めたほうがいいんじゃん』って言う意味じゃなかったの?」

「違うよ。もっとゆっくり時間かけて考えればいいんじゃんってことだよ」

「本当にそう?」

「そうだよ」

「意地悪で言ったんじゃないんだね」

「うん」

「そうか。だったら言葉足らずだったね。もし、音が男の子のためを思って言ったのなら、その気持ち、伝わってなかったよ。彼は、音が、『止めなよ』って意味で言ったんだと思ってるよ。だって、パパもそう思ったもん。だから、彼は止めたんだよ」

「そんなひどいこと言わないよ」

「でも、相手がそう感じてしまったら、そういうことになるんだよ。いくらそうじゃないと言っても、相手がどう捉えたか。そこが一番大事なんだよ」

「そう思ったかな…」

「思ったよ。パパも思ったくらいだから。だから、あのとき音は『もっとゆっくり時間かけて考えればいいんじゃん』って言うべきだった。でもね」

「…」

「それ以前に、音はもっと反省しなければいけないことがある。わかる?」

「わからない」

そもそも、音がそんなことを言ってはいけない。あれは、男の子と先生との二人の会話のやりとりだったよね。そこに、音が勝手に割り込んだ。絶対にやってはいけないことだった」

「…」

「音が二人の会話に割って入らなければ、男の子は発言したかもしれない。……。音は、パパの前で、カッコイイところを見せたかったの?」

「うん」

「だよね。……。男の子より上だということをパパに見せたかったんだよね。音ちゃん。それが、自慢なんだよ。自慢しようとすると、そういう間違いが起こるんだよ。気づかないうちに人を傷つける」

「…」

「ちょっと難しいかもしれないね。でも、同じ失敗をしないために、これはわかってもらわないと困るよ」

「わかった」

言葉は、とても難しいんだよ。使い方を間違えたら思わぬ方向で勝手に人を傷つけてしまう。取り返しがつかないことになるかもしれない。だから、言いたいことがあったら、最初から最後まで、手を抜かないで、しっかり説明しなければいけない」

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相手が自分の言葉をどう理解したか?が、大切

 

「言葉って難しいでしょう?」

「うん。難しい。だって、音ちゃん、本当に言いたいことと違うことをすぐに言っちゃう。なんでだろう?」

「それは、言葉を知らないからだよ。言葉を知らないから間違った使い方をしてしまうし、本当に伝えたいことを伝えられない」

「だったら、どうすればいいの?」

「本をたくさん読むこと。そして、その本が何を伝えたいのか、考えることだよ」

「そしたらできる?」

あとは、相手が、音の言葉を聞いてどう思うかを考えるんだよ。自分がどう言ったかではなくて、相手が、どう聞くか。相手にどう聞こえているか。どう思っているか。人の気持ちを考える。話を聞く相手の気持ちになるんだよ。難しいけどね。よくわからないでしょう」

「よくわからない」

「わからなくてもいいんだよ。ただ、人を傷つけてしまったときは、なぜ、そうなったのかを考える。そして、二度とそうならないようにしようと思う。今はそれだけでいいよ」

 

「自慢くらい、してもいいと思うけどな〜」

本当にそうでしょうか?

では、自慢はなんのためにするのですか?

それを、きちんと子どもに説明できるのであれば、してもかまわないでしょう。

わたしは、説明できません。

 

大切なのは、自慢をする相手の気持ちを考えることです。

 

子どもは、そんなこと考えていません。

それを教えるにはまだ早すぎるかもしれません。

でも、親の考えを伝えることはできます。

理解してくれなくてもいいんです。

覚えてなくてもいいんです。

大切なのは、

親のブレない考え方、哲学を子どもに伝え続けることです。

手を抜かないことです。

つづく

 

 

告知

子育てでお悩みの方、子育てを手伝ってくれないパパでお悩みの方。

ママ友同士でパパの愚痴を言い合っても、怒りを腹の中にグッと抑えていても、何も解決しません。

解決のための第一歩を踏み出すことが大切です。

話を聞いてもらいたい。

子育ての話をみんなでシエアしたい。

風宏のコーチングを受けてみたい。

何でも結構です。

もし、ご相談したいことがございましたら、こちらまでお問い合わせください。

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風茜のプロフィール


風茜のプロフィール

冷えとりコーディネーター。
大学卒業後、美術館学芸員を経て、不況、夫の大病のため、転職を8回経験する。仕事のストレスから体が冷え切っていて、ようやく30代後半で妊娠するも、冷えのため切迫早産しそうになる。子供のアトピーをきっかけに冷えとり健康法を知り、靴下2枚ばきから始める。ずっと体が弱く、入院、手術を繰り返していたが、冷えとりで体質が改善されて、健康を取り戻した。現在冷えとり歴10年目。どんどん体の毒出しが起こり、体の冷えがとれて思う通りの幸せな毎日を送ることができるようになった。現在、靴下8枚ばき、半身浴2時間、1年中湯たんぽをいれ、腹7分を心がけている。アラフィフを機に、冷えとりコーディネーターとして、冷えとりと人との間をつなぐ仕事をしたいと活動を決意。2015年6月より冷えとりブログを開始。