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心と体の冷えとり_働く女性の悩み、主婦の問題、ママ友、嫁姑とのトラブルを解決する話  by風宏(心の冷えとり)&風茜(体の冷えとり)

06冷えとりと恋愛 コミュニケーションスクール

”できない女”のスパイラル 〜結婚できない女3→別れられない女1〜

投稿日:2015年9月5日 更新日:


 あなたは、なぜ結婚したいのですか?

 

結婚できない女1」に登場した30歳の”結婚したいけど結婚できない女性に、「結婚できない女2」の話をしました。そして、再度、聞いたのです。

「結婚したいの?子供が欲しいの?」

「……わたし……どうしても子供3人ほしいんです。風さんはまだ焦らなくてもいいって言ってくださいましたけど、体力的なことを考えると、やっぱり焦ってしまうんですよね」

「じゃあ、ちょっと厳しい質問をするよ。もし、彼が無精子症だったら(無精子症・近年では、男性100人に一人が無精子症と言われています)どうする?それでも、彼と結婚したい?」

「……実は、同棲してすぐに彼と結婚について一度だけ話したことがあったんです。テレビを見ていて世界中を旅している人のドキュメントだったんです。すると、彼が、『結婚したら、新婚旅行を兼ねて1年間くらい世界を旅したいな〜』ってボソッと言ったんですよ」

「ふ〜ん。君と結婚する気はあるんだね」

「ありますよ!わたしもそのアイデアは悪くないのでそうしようってことになって。だから、彼はそれを実行に移せるようにって、体の自由がきくように独立したし、お金も貯めているんです」

「計画的だし、実行力あるね〜」

「と、なるとですよ。いますぐ結婚して、1年間旅をして、帰ってきてからすぐに妊娠したとしても、最初の子供が生まれるのは33歳です。1年おきに子供を作ったとしても3番目の子供は37歳。3人とも男の子だったらと考えたら……、やっぱり焦りますよね」

「焦る焦る。わたしの子供が男の子3人って考えたら、体力的に厳しいね」

「ですよね。だから、わたし、彼に言ったんです。だから早く結婚したいって」

「彼は?」

「2年前はまだサラリーマンだったし、独立して、ここまで事業がうまくいくなんて考えてなかったみたいで、その当時は、『世界一周を本当にするとなると、結婚はまだまだ先だよ』って。まあ、それもそうかな〜って」

「あなたもその当時は、まだ、焦ってなかったし」

「はい。30歳になったとたんにこんなに焦るなんて、28歳のときは思ってもいませんでした」

「わずか2年だけど、全然違う2歳だね」

「でも、そのとき、彼にこう言ったんです」

『わたしはどうしても子供がほしい。でも、もし子供ができない体だったら困るから、結婚の前に子供が作れる体かどうか、二人とも調べようね』

「すごいこと言ったねー。彼、引いたでしょう?」

「そうですね。口では、『うん』って言ってましたけど、そのあと、彼、黙ってしまいましたから。やっぱり嫌だったんだと思います。それ以来、結婚の話や子供の話は一度もしていません」

「プライド傷つくからね。男には実感がないんだよね。子供を作るということの実感が。だから、そこで、子種の話をされるとプライドを傷つけられたような気持ちになる。あれ、なんでだろうね」

「風さんもなります?プライド傷つきます?」

「理性的にはぜんぜん。子供が絶対にほしい女性にとっては切実な問題だからね。懸案事項は事前に取り除いておきたいという気持ちはわかるよ。わたしの知人にもいるよ。無精子症の人。そういう知識があるからね。でも、本能的にはどうだろうね。子作りは男と女が平等に責任を負わなきゃいけない。仮に不妊治療をやると決まったら、男も一緒に頑張らなきゃ。そういうことは頭ではわかっている。でも、実際にやったらどうなっていただろう。わたし自身、頑張れるだろうか。辛そうにしている奥さんに「もう止めよう』ということが本当の優しさなのか?自分がやりたくないだけじゃないのか?当事者になってみないとわからないね」

「だから、あのとき以来、結婚について話ができなくて…」

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「で、どうなの?もし、彼と結婚しても子供ができないとわかったら。結婚する?」

「今だったら〜、別れないと思います」

「子供を諦めるということ?」

「…そうですよね〜。そうなりますよね〜。う〜ん……」

「えっ?そのために検査したいって言ったんじゃなかったの?」

「そうですよね〜。でも別れたくないな〜」

「無精子症の話は、あくまで仮定の話だけどね。でも、そこまでの覚悟があって、検査をしてほしいと言ったわけではないんだね?」

「そうですね。無精子症だったら、じゃあ、そのときに考えようかなって。結婚した後にわかるのは嫌だから」

「うちの奥さんが妊娠して、音ちゃんがお腹の中で奇形な状態になっていたとき、病院の先生が『ダウン症の検査をしますか?』って聞いてきたんだよね。そのとき、奥さんは即答で答えたんだよ。『いえ、結構です』って。先生もそれっきり言ってこなくなったので検査することはなかったんだけど、わたしが、それとなく『検査しなくていいの?』って聞いたら、『検査をするってことは、この子がもし、ダウン症だったら堕ろすってことでしょう?仮にダウン症だとしても産むんだから、いま知っておく必要はないよ』そう言ってた。わたしが『事前に知っておいて、生まれた後のために準備をしておく必要はない?』そう聞くと、『もしダウン症だとしても、わたしの気持ちはなんにも変わらないから。ダウン症だとしてもわたしたちの子供だよ』つまり、そういうことなんだよ」

「検査をするって、そういうことですよね」

「そうだよ。僕の友人は、ダウン症の検査をしたよ。なんでしたの?と、聞いたら、『ダウン症だったら産めないでしょう』そう言ってた。『奥さんも同意見?』と、聞いたら、『もちろん』。それがいいか悪いかはわたしには言えないけれど、それも、その夫婦の覚悟だと思う」

「う〜ん。でも、わからないな〜。いま、考えたくないですね

「でも、考えるのは自由だよ。頭の中でいろいろとシミュレーションをすることは、とっても大事なことだと思うよ。彼は、案外、考えているかもしれないよ。今日の話を聞いていると、けっこう計画的だし。男は、そういうプライドが傷つくこと言われたら忘れてないし。自分からは言い出さないだけで、話を振っても大丈夫だと思うけど」

「そうですか?そうかな〜」

「いつまでたっても結論出そうにないね」

「はい……。すみません。わたしから相談しておいて、煮え切らなくて」

「煮え切る必要はないよ。だって、何が正解なんてないんだから。ただ、いざという時のために、考えて、頭の準備体操だけはしておいたほうがいいよ。あなたの場合は、必ず、結婚、出産が訪れる。必ず訪れることはわかっているんだから、イメージだけはしておいたほうがいいよね。楽しいことだけをイメージすればいいから、簡単だよ」

「楽しいことだけをイメージするって難しいんですよね。イメージ通り進んだことがないから。ずっと裏切られてきましたから」

「ずっと裏切られてきたというイメージが良いイメージを勝っているんだね。なんとなくわかる気がするよ」

 

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彼らに理解できない我らの時代

 

わたしたち世代にも、結婚していない女性はたくさんいます。

いわゆる40〜50代。

彼女たちに、

「もう結婚は考えないの?」

と、聞くと、

「うん。面倒臭い。一人でも十分楽しいし」

と、いう答えと、

「親の面倒を見なくちゃいけないしね」

と、いう大体この二つの答えを多く聞きます。

だからといって、人生を悲観しているわけでも後悔しているわけでも全然なくて、ましてや、過去の恋愛経験や結婚の失敗を30歳の女性の言う”無駄”という捉え方をしている人はほとんどいません。

「楽しい思い出ではなくても、その後の人生になにかしらの糧となっている。決して無駄じゃなかったよね」

そういうニュアンスで話す人がとても多いのです。そして、これからの人生も全然悲観してない。というか、まだまだ楽しいことがたくさん待っていると、人生を楽しんでいる。

つまり、

ポジティブ。

 

30歳の”結婚したくても結婚できない”女性に40代後半のバブル世代の女性をどう思うか、聞いてみました。

「引くくらい元気な人ばっかりですよね。彼女たちと同じようにはノレないですけど、羨ましいなって思います。なんで、そんなに元気でいられるのか?」

 

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こんな若者、最近見たことない

 

全力で生きている

 

30歳の女性のこの言葉に対し、わたしは逆にこう聞き返しました。

「じゃあ、君たち20代〜30代の人たちは元気がないの?」

「元気がないわけじゃないけど、40代以上の人たちって、”見せつけるような元気”じゃないですか。そこまでオーバーアクション気味に元気に見せる必要ないんじゃない?みたいな。体がきついとき、気持ちが辛いときもあると思うんですよね。そんなときまで元気に見せる必要あるのかなって」

「自分に甘えてないからだと思うよ」

「意味がわかりません」

「人にきつい、辛い姿を見せて同情してもらったり、慰めてもらうのはとっても簡単だけど、一度、そこに甘えてしまったら元気で居続ける自分が一気に崩れてしまうというか。そういう脅迫観念というか、そういうものは、われわれ世代にはあるのかもしれないね。やっぱり40代〜50代になっても元気で居続けるということは、無理なんだよ。体力的にも落ちてるし、精神的にも不安定になることもある。当然だよね。でも、そこに甘えることを自分に許さない」

「そんな無理していいことあります?」

「いいことがあると刷り込まれていると、言ったほうがいいかな。社会に出たとき、世の中はとってもノーテンキでやたら明るかった。明るく、とにかく元気でいれば、必ず良いことがある。と、刷り込まれてた。わたしもそうだよ。だって、明るくて、元気でいることに異を唱える人はいないでしょう。無理をしても、明るくしていると、それだけで嫌なことも忘れられる。そうなると、いろいろなことで人生の決定期が訪れると、覚悟が生まれる。いっちょやってやるかっ!て」

「たった10年、20年の違いなのに、どうしてこんなに、わたしたちと違うんだろう?」

 

スーパーカー世代

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スーパーカーの代名詞ランボルギーニカウンタック。でも、この言い方は日本だけ。正式にはランボルギー二クンタッチ。知ってました?

わたしが子供のころ、最初に度肝を抜かれたのが、スーパーカーでした。時速100キロ以上で無理なく走れることがスポーツカーの誇りだったあの時代。時速300キロのランボルギーニやフェラーリの登場で、わたしはそこで初めて世界はすごいな〜と思いました。

「お金持ちになったら、スーパーカーを買うぞ!」

そういう気持ちに本気でさせてくれました。それほど、スーパーカーには魔力がありました。

その直後、映画『スターウォーズ』がやってきました。本格的SFXムービー時代の到来です。今度は、宇宙や未来がすぐ目の前に広がりました。

その頃から時代は好景気に浮かれ始め、スーパーファミコンの出現で、家でゲームができる時代になりました。家にコンピューターがやってきたのです。

携帯電話が登場し、広末涼子の出現とともに、ポケベルをみんなが持つ時代に。わたしが社会人になった90年には、会社の車のダッシュボードにはでっかい携帯電話がついていました。

 

「未来carじゃん。よし、俺もスーパーカーを買うぞ!」

誰もが本気でそう思っていました。しかし、

バブルが弾け、世の中が暗黒時代に突入します。

91年の『湾岸戦争』、95年の『阪神大震災」『オウム事件』が、暗い時代にさらに拍車をかけます。

それでも、時代の変化だけは止まりません。

ウィンドウズ95の発売により、IT革命が起きます。突如、パソコンを使いこなせない奴は、バカだ!と、いう時代となり、世の中がちょっと元気になり始めますが、ITバブルはすぐに弾けます。そして、

2001年、『ニューヨーク同時多発テロ』からの『イラク戦争』。

またしても、浮上のきっかけを失いますが、この直後から、日本はゆっくり時間をかけて徐々に元気を取り戻していきます。株式市場が緩やかな上昇を続け、プチ不動産バブルが起き、

「おお!なんか景気良くなってきたんじゃない?」

と、思ったとたんの、2008年のリーマンショックです。これは、本当に大きなダメージでした。

「やっぱり浮上できないのか……」

「もう夢は持てないのか……」

そして、さらに決定的なダメージを与えた『東日本大震災

 

あれから、4年。景気は本当に良くなったのでしょうか?我々は豊かになったのでしょうか?

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ポケベルよりも、広末の出現に誰もが驚いた。

 

これが、わたしの知る時代の変化です。

わたしたち世代は、時代が上昇したり、下降したり、時には、とてつもない災害に見舞われました。それでも、

良い時代を知っています。古き良き時代を知っています。

なんにも考えなくても就職できた時代を知っています。

「こんなにもらっていいんですか?」

と、いう時代を知っているのです。

逆に、ITの登場で、アナログからデジタルへ。突然、あらゆる情報がものすごいスピードで動き始め、ぼんやり生きていたら、置いていかれるということを身をもって知りました。

「考えて生きろ!」「スピードアップ!」

と、いうことを肌で感じて生きてきました。

いうなれば、スーパーカーに乗りっぱなしのような人生です。

事故で廃車になっても、なんか楽しかった。体だけあれば働けばなんとかなるし。どうせ、また、這い上がれるし。

そういう、思い込みができる世代でもあります。

 

 

チャリ世代の本音

 

一方、ちょうど30歳くらいの人たちはどうでしょうか?

「わたしたちが、物心ついたころには、”不景気”と、いう時代が当たり前でした。高校時代も、大学時代も寝る間を惜しんでバイトをしても食べていくのがやっとでした。社会人になっても変わりません。お金がない。使わなくても貯めることすらできないんです。だから、お酒を飲みに行くことはありません。移動は、チャリです。ずっとチャリ。そもそも、車を買うなんて発想がありません。だって、必要性を感じませんから。アベノミクスだって、信用していません。結局、わたしたちはいつも時代に裏切られてきましたから」

これ以上、話が出てきません。上のスーパーカー世代と比べてみてください。

世の中を知る、ファーストインプレッションで、ここまでの差が生じているのです。
スタート地点で、現実を知って見る夢が、まったく違うのです。

 

彼らは、長い長い暗い時代を生きているうちに、

社会に期待を持てなくなってしまったのではないでしょうか。

本当は、お酒を飲みたい。無駄遣いをしたい。車だって所有できるならしたい。そう思うのが、若者だと思うのです。でも、そこを、声高に叫んでみても、「……」返事は何一つ、返ってはきません。

だから、

「無理に元気を出しても、疲れるだけじゃないですか〜」

「そんなに欲張っても、どうせ手に入らないし」

「今の生活で手一杯なんですよ」

彼らは、とてつもない苦労をして入社した会社に疑問を持ちつつも、「転職したほうがいいんじゃないかしら」

と、悩みつつも、しがみつくようにそこで働いています。その理由は、

「あんなに頑張った就活が無駄になるから

だから、

「現状維持が一番いいんです」

そう自分に言い聞かせて生きている。

だから、煮え切らない彼との結婚に悩んでいても、

「現状維持が一番いいんです。ずっと、このままでいられたら、それが一番いいんですけど」

だから、前へ進めない。

何事もリスクを負わなければ前へは進めません。

でも、将来の夢や希望が、そのリスクを上回ることがなかなかできない。

「結婚したい。子供も早く欲しい。でも、もし、彼に『だったら別れよう』そう言われたら…。やっぱり、別れるのはいやなんです。前にすすむのが怖いんです」

 

”結婚できない女” は、”別れられない女”でもあるのです。

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風茜のプロフィール


風茜のプロフィール

冷えとりコーディネーター。
大学卒業後、美術館学芸員を経て、不況、夫の大病のため、転職を8回経験する。仕事のストレスから体が冷え切っていて、ようやく30代後半で妊娠するも、冷えのため切迫早産しそうになる。子供のアトピーをきっかけに冷えとり健康法を知り、靴下2枚ばきから始める。ずっと体が弱く、入院、手術を繰り返していたが、冷えとりで体質が改善されて、健康を取り戻した。現在冷えとり歴10年目。どんどん体の毒出しが起こり、体の冷えがとれて思う通りの幸せな毎日を送ることができるようになった。現在、靴下8枚ばき、半身浴2時間、1年中湯たんぽをいれ、腹7分を心がけている。アラフィフを機に、冷えとりコーディネーターとして、冷えとりと人との間をつなぐ仕事をしたいと活動を決意。2015年6月より冷えとりブログを開始。