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心と体の冷えとり_働く女性の悩み、主婦の問題、ママ友、嫁姑とのトラブルを解決する話  by風宏(心の冷えとり)&風茜(体の冷えとり)

05-02マタハラ 05心の冷えとり

マタハラを許すな!徹底抗戦! 〜非正規社員妊婦さんの育児休暇〜

投稿日:2015年4月1日 更新日:


非正規社員が妊娠=”自ら”会社を辞める の 法則

高齢出産妊婦さんの苦悩2」で、少しだけ触れましたが、その当時、とある会社の非正規社員だった奥さんが妊娠をして、そのことを人事権を持つ男性上司に話したところ、このように言われました。

「で、いつ辞めるの?」

「いえ、辞めるのではなくて、産休と育休を取りたいんです」

「えっ!そりゃダメだよ。だってあなた正規の職員じゃないでしょ。契約の育休は認めてないから」

「産休はもちろん取れるんですよね」

「取れることにはなっているけど、今まで取った人いないから」

「でも、規定では非常勤でも育休も取れるって書いてありましたけど」

「でも、うちの組織ではそれは認めてないの。非常勤の育休は認めない。そういうこと」

 

それは、その組織の決まりでもなんでもなく、一上司の権限に一任されていたということです。

そこから、奥さんは、最終的にその組織を辞めることになるまで、その上司からのマタハラ、パワハラだけでなく、女性社員からのマタハラも受け続けたのでした。

 

働くお母さんにすべての権利を

 

妊娠すると、母子手帳がもらえます。
わくわくとしてかなり熟読するお母さんがほとんだそうです。
妊娠から出産、育児について詳細な情報の提供と子どもの成長の記録ができるのが母子手帳なのですが、

その情報項目の「働く女性・男性のための出産、育児に関する制度」(2004年当時の情報)に、

子が一歳に達するまでの間、事業主に申し出ることにより、父親、母親のいずれでも育児休暇をとることができます。
(育児休業など男女労働者の育児のための制度)

と、ありました。

社員の皆さんには当然の権利です。

しかし、非常勤やパートの女性には適応されないのです。

それは、

 妊娠=辞めてください

を意味します。

当時、奥さんはとある会社で非正規社員でした。

働いてもうすぐ1年というところで妊娠しました。

妊娠した女性は、次の給付金をいただけます。

正社員の場合(2004年当時)
出産育児一時金、育児休業給付金(休業前賃金の40パーセント給付)
育児休業職場復帰給付金(現在は「育児休業基本給付金」と「育児休業者職場復帰給付金」が統合され、「育児休業給付金」として全額、育児休業中に支給されることになりました)

非常勤職員の場合
出産育児一時金、出産手当金(休職、退職する場合)、失業給付金

奥さんは育児休暇をとり、仕事に復帰したかったし、仕事を辞めたくなかった。

しかし、働いていた機関は非常勤は妊娠したら辞めてもらうという雰囲気が漂っていました。

日頃から、その上司は、非常勤職員に対して、高圧的な態度をとる人間だったので、奥さんは、なかなか妊娠したと言い出せませんでした。

そこで、庶務課の課長に非常勤が妊娠したらどうなるのかと尋ねてみたら、

「非常勤で仕事を続けた人はいないし、育休をとった前例もない」

と言われました。

また、ちょうど同じ頃に、同僚の正社員が妊娠し、当然のように産休・育休を申請しているのを見て、不公平を感じていました。

そして、頭に疑問が浮かんできます。

 正社員と非常勤のお母さんの違いってなんだろう?
(いずれこの違いは、保育園入園申請のときにも関係してきますが、それについてはまた次に)

事業主に申し出ることにより、父親、母親のいずれでも育児休暇をとることができます」(労働局雇用均等室)

事業主に申し出ることにより、とれる?

非常勤の私で、申し出たら、もしかして、とれるかも?

IMG_6625 産休時代

労働局雇用均等室

 

奥さんは電話で、聞いてみることにしました。

自分が非正規であることを告げると、電話に出た方の、

社会保険を1年有すれば、非正規であっても育児休暇をとることはできます。むしろ後に続く妊娠した女性の方のために、ぜひ育児休暇をとってほしい。」

と。いう答えに押され、奥さんは、つわりと戦いながら社会保険加入1年が経つのを待って、会社に妊娠を告げました。例の上司です。

「どうして3月に言わなかったんだ。」(そしたら契約を更新しなかったのに。と、いうのが本心でしょう)

と、言われましたが、

「4ヶ月の安定期が過ぎるまで高齢出産なので言えませんでした」

と、押し通しました。

同僚の独身女性からは、

「妊娠したら会社迷惑だもの。普通、辞めるよね~」

と、言われました。

年配の男性に言われたのではなく、奥さんよりも年下の男性や若い独身女性がそんなことを言っているのですから、本当に、

 想像力の欠如。

自分や自分の奥さんが同じ立場だったら、どうするだろう?

と、いう想像力がまったくない。

他人事を自分事として考えられない。

正社員だから、非常勤の気持ちがわからないのでしょうか?それとも、非常勤をバカにしている?

そのどちらでもないでしょう。ただただ、悪気はないのでしょう。

それを言われた相手がどう思うか?という、想像すらしないのでしょう。

日本という国が、そういう国だということです。

弱者に優しくない。

そもそも、「産休は取れるが育休が取れない」って、なんでしょう。産休が取れても育休が取れないのであれば、仕事を続けるのは不可能です。だから、産休すら取らずに辞めるしかない。産休と育休をセットにしていない時点で、この制度のなんたるやかをわかっていない。

ここだけを考えても、無茶苦茶な話です。

ある2人目妊娠の妊婦さんは独身女性と若い男性から奥さんと同じような嫌みをあからさまに受けたとき、

(一生結婚するな。お前たちの未来を支える子を産むのに、あんたはその子どもたちに助けてもらわないのか?だったら、介護で苦労しろ!)

と、心の中で悪態をついたそうです。

さすが2人目ともなると強いですね。

でも新米お母さんにそのような余裕はなく、ただ傷つくだけでした。

 権力を振りかざす者は権力に弱い

 

上司は、奥さんが、

「育休を取りたい」

と、告げているにもかかわらず、

「当然、辞めてもらう」

と、いう方向で、勝手に庶務課長に報告をあげました。

はたから聞くと、無茶苦茶な話だし、普通の会社員の方が聞くと、ほんとかよ!と、耳を疑うかもしれませんが、これが、現実なのです。

最近になって、ようやく、

 マタハラ

と、いう言葉が注目を浴びるようになりましたが、10年前は、このようなことが、当たり前に行われていたのです。

奥さんは負けませんでした。

産休の後に育児休暇をとりたいと庶務課長に直接、申請しました。

庶務課長は、

「非常勤で妊娠した人はいないし、したがって育休をとった人の前例がないから認められない」

と、冷たく事務的に告げてきました。

そこで、奥さんは、雇用均等室の方の指導通りの言葉を告げました。もし、このような状況になったら、雇用均等室の名前を出しなさいと言われていたので、

労働局雇用均等室に相談したところ、1年以上社会保険に加入した者は育休をとる権利がありますと指導されました」

と、言ったのです。

庶務課長は、顔が青ざめました。”労働局”という言葉を聞いただけで、態度が一変したのです。

 権力を振りかざす者は権力に屈するのです。

奥さんはすぐに、庶務課長や上司に言われた言葉を労働局に伝えました。労働局はその直後、庶務課長宛に電話を入れます。

会社は労働局より注意、指導を受け、その結果、

奥さんはその会社の非正規社員初の育休をとることになりました。

IMG_6885育休時代

 何か問題が起きたとき、自分でアクションを起こさないと誰も助けてくれない

 

奥さんが学んだことです。

会社で、本当の味方はいない。

正規社員の同時期妊娠の女性ですら、見て見ぬふりをした

だから、一人で、戦って権利を得ました。

しかし、会社にとっては、非常に苦々しい想いであることだけは確かです。

奥さんは、産休、育休をとることはできました。

 

しかし、育休明け、仕事に復帰はしましたが、そう長く続けることはできませんでした。

 マタハラに勝っても、

 パワハラには負けてしまったからです

次回は、そのお話をします。

IMG_8002

育休時代

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風茜のプロフィール


風茜のプロフィール

冷えとりコーディネーター。
大学卒業後、美術館学芸員を経て、不況、夫の大病のため、転職を8回経験する。仕事のストレスから体が冷え切っていて、ようやく30代後半で妊娠するも、冷えのため切迫早産しそうになる。子供のアトピーをきっかけに冷えとり健康法を知り、靴下2枚ばきから始める。ずっと体が弱く、入院、手術を繰り返していたが、冷えとりで体質が改善されて、健康を取り戻した。現在冷えとり歴10年目。どんどん体の毒出しが起こり、体の冷えがとれて思う通りの幸せな毎日を送ることができるようになった。現在、靴下8枚ばき、半身浴2時間、1年中湯たんぽをいれ、腹7分を心がけている。アラフィフを機に、冷えとりコーディネーターとして、冷えとりと人との間をつなぐ仕事をしたいと活動を決意。2015年6月より冷えとりブログを開始。